吉野家は秋冬の定番である「牛すき鍋膳」を10月19日より全国の店舗で販売開始しました。
牛すき鍋膳は、2013年12月に初登場して、今年で10周年。累計販売食数は9800万食以上と、1億突破が迫っています。そんな牛すき鍋膳ですが、今年はさらにおいしさに磨きをかけています。
牛すき鍋膳、今年は「きしめん」と「たれ」が変わった!
▲「牛すき鍋膳」並787円(テイクアウトは税率が異なる)
牛すき鍋膳はお肉、白菜、ねぎ、豆苗、人参、絹豆腐、きしめんをすきやきのたれで煮込んだ「牛すき鍋」と、ご飯、玉子、漬物がセットになった御膳仕立てのメニュー。今年も例年同様、大判のお肉や、野菜、豆腐などすき焼きならではの具材はそのままで、メニュー構成は基本的に変わりありません。
ただ、こういったメニューは、同じように見えても毎年少しずつブラッシュアップしているようです。今年の変更点は2つ。まずは、鍋の決め手となる“たれ”に工夫を凝らして、すっきりと上品な香りがたちのぼる風味豊かな味へ。そして、牛すき鍋でおなじみの“きしめん”の太さを見直したとのこと。
さっそく食べてみました。玉子を絡めてご飯にバウンドさせていただきます!
ん、ん、うまーい。お肉はアツアツ。食欲がそそるすき焼きのたれが染みこんでいて、日本の冬の味覚。
たれに、うまみの三大要素と言われる昆布(グルタミン酸)、かつお節(イノシン酸)、椎茸(グアニル酸)を配合し、牛のうまみと風味が詰まった牛肉のエキスを追加したとこのことで、おだしの旨みがしっかり伝わってくる仕上がりになっています。
こう書くと「味が濃厚になったのかな?」と思われそうですが、実は反対で、だしの旨み濃くなったことによって醤油などによるしょっぱさが薄らいで、上品になった印象があります。
その証拠に、徐々に煮詰まっていくと、これまでは野菜などがシミシミになって塩辛いくらいになりましたが(それもそれでおいしいけど)、今年のは最後まで、しょっぱすぎにはならず、いい具合でいただけました。より飽きの来ない、リピートしたくなる味わいになったと言えるでしょう。
きしめんはやや太くなってコシも出ましたよ。ぶちんと切れることが少なくなりました。
牛すき鍋膳はご飯の増量や、おかわりが無料です。お肉をたくさん食べたい人向けの肉の2倍盛もあります。テイクアウトもできるので、持ち帰って家でゆっくり食べるのもアリでしょう。
▲「牛すき丼」並644円(テイクアウトは税率が異なる)
同日より、牛すき鍋膳の丼飯バージョン「牛すき丼」も発売。牛すき鍋同様に、すきやきのたれで煮込んだ大判のお肉やねぎ、人参、絹豆腐が丼飯の上にのった、よりかっこみやすい一品です。こちらもテイクアウトできます。
10年前は牛丼屋で「鍋」って珍しかったよね
発売日同日に都内で開催した、吉野家「牛すき鍋膳」10周年新CM発表会では、新CMに登場するタレントの宮川大輔さんと藤田ニコルさんが登場(CMは10月27日から全国で放映予定)。宮川さんは、なんと10年前の「牛すき鍋膳」発売当初にCMに出演していました。そんな宮川さんは今回、吉野家の店長役としてTVCMで登場します。
10年前は、ハレの日のイメージがある“すき焼き”が牛丼チェーンに登場したのが驚きで、しかも、固形燃料で火にかけて提供するスタイルも斬新で業界の走り。
新TVCMは、10年前のパロディで宮川さんが「えぇっ、めっちゃ火がついとるやん!」と驚いているところを、アルバイト役の藤田ニコルさんがちゃかすストーリー。今となっては、ありがたいことに牛すき鍋が定着した、そんなことを表現するCMになっています。
そんな牛すき鍋膳、11月2日からはテイクアウトキャンペーンを実施予定。また、1億食数が突破できれば(!)特別なキャンペーンを予定しているとのことです。
寒い季節のお楽しみ、吉野家の牛すき鍋膳で今年も温まっちゃいましょう!
※記事中の価格は税込
ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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