マイクロソフトが無料で提供している画像生成AIサービス「Bing Image Creator」で、最新の画像生成AIツール「DALL·E 3」を一足先に利用できることがわかった。「DALL·E 3」はOpenAIが9月21日に発表したものの、まだ一般には公開されていないツールだ。
ただし、アクセスが集中しているのか10月2日12時(日本時間)現在、利用が不安定な状態。
Mikhail Parakhin氏のポストで発覚
Rolling out DALL-E 3 in Bing broadly - should be at a 100% by 8PM PST. pic.twitter.com/56UpANHR7M
— Mikhail Parakhin (@MParakhin) September 29, 2023
「DALL·E 3」は、OpenAIが9月21日に発表した「DALL·E 2」の後継となる画像生成AI。10月初旬より有料サービスの「ChatGPT Plus」および「ChatGPT Enterprise」から提供が開始されることになっていた。
だが、マイクロソフトの「Windows and Web Experiences Team」部門を率いるMikhail Parakhin氏が9月29日(現地時間)、Xに投稿したポストによって「Bing Image Creator」ですでに利用可能になっていることがわかった。
現在はアクセス集中のためか不安定
週末には日本でも主にX経由で情報が拡散され、多くの人が新たに「DALL·E 3」を使って作成したとされる画像を投稿。中には既存のキャラクターがそのまま生成されてしまっている画像も多く、問題を指摘する意見も多く見られた。
アクセスが集中したのだろうか、本日(10月2日)は画像を生成しようとするとこのようなメッセージが表示されることが多くなった。
ポイントを使って画像生成を早めることができるブースト機能も現在は利用不可能になっており、筆者の環境では本日に入ってから画像を生成することはできなくなっている。
有料版「Bing Chat Enterprise」でも「Bing Image Creator」を使えるように
なお、マイクロソフトは9月29日(現地時間)、有料版「Bing Chat Enterprise」およびスマートフォン(iOS/Android)向け仮想キーボードアプリ「SwiftKey」から「Bing Image Creator」にアクセスできるようになったことを発表している。