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東京ゲームショウ2023レポート 第112回

東京ゲームショウのXperiaブースは原神やレインボーシックスが遊べて大行列で大盛況!

2023年10月05日 18時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII

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リリース前のレインボーシックスやディビジョンが遊べた!

 UBISOFTの最新モバイルゲーム「レインボーシックス モバイル」と「ディビジョン リサージェンス」の試遊もできました。どちらのタイトルもPCやコンシューマーゲーム機の超有名タイトルですが、なんとスマホでもプレイできる時が来たのです! 操作方法もうまくスマホのタッチ操作に落とし込まれており、臨場感たっぷりにプレイできました。これは面白い! 配信が楽しみになってきました。

Xperia
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 ここでも各々のタイトルを試遊すると、非売品グッズがもらえました。一般デーは抽選ながら、こんなに素敵なグッズをもらっていいのかしら? と思える豪華アイテム。リリース前のゲームを遊べて、おまけまでもらえて満足度MAXでした。

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 「Apex Legends」はモバイル版ではなくPC版がプレイできました。ソニーのゲーミングブランド「INZONE」コーナーで、Windows版の「Apex Legends」を体験でき、勝利すれば、REJECT特製ステッカーをもらうことができました。ディスプレーは4K(3840×2160ドット)、リフレッシュレート144Hzに対応する「INZONE M9」や、フルHD解像度(1920×1080)かつリフレッシュレート240Hzに対応する「INZONE M3」、ヘッドセットはゲーム向けに最適化された立体音響バーチャライザーを搭載して、音の情報から敵の位置を見つけやすい優位性と、軽い付け心地が特徴の「INZONE H3」を試せました。

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 人気ストリーマーのYamatoN氏、shomaru7氏によるINZONEゲーミングモニターのカスタム設定となっているのがポイントです。

auの5G SAでゲームに最適な通信品質を体験するデモ

 また、東京ゲームショウの開催とタイミングを同じくして、9月20日にソニーとKDDIが、5G SA(スタンドアローン)の商用ネットワークで、イベント会場のような混雑した環境でもゲームストリーミングに必要な通信品質を確保する実証実験に成功したという発表がありました。

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 通信が混雑しているシチュエーションって、それはこの「東京ゲームショウ」会場のことか! という事で、Xperiaブースでこの5G SAを体験することもできました(21日のみのメディア向け)。

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 どういったものか簡単に説明すると、5G SAの用途を特定して切り分ける「ネットワークスライシング」技術を利用して、専用回線のように通信できるというものです。昨年から「ネットワークスライシング」の実証実験は行なわれていましたが、今回はさらなるカスタマイズが進んで安定性が大きく向上したとのこと。

 今回の体験する想定として、仮に自宅(離れた場所)にあるPS5から、東京ゲームショウ会場にあるスマートフォン(Xperia)に、「ゲーム専用のネットワークスライス」で接続。一方の比較として、目の前に設置されたPS5と、「ストリートファイター6」をプレイして比べてみるというリアルな実証体験をすることができました。

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 実際どうだったかというと、もうこれは外出先からリモートプレイで操作しているとは思えないほどの違和感のなさ。筆者もPS5のリモートプレイは何度も試した事はありますが、屋内環境ならまだしも、外出先からはほぼまともにゲームするのは難しいと思っていました。RPGのようなあまりラグに影響を受けないものであればできなくはないのですが、一瞬が勝負の決め手になってしまう格闘ゲームやシューティングゲームは正直厳しかったと記憶しています。

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 それどころか、途中で通信が切れてしまって再接続なんて事もあり、ましてや通信が混雑しているところではまず無理だと。ところが、今回の「ゲーム専用のネットワークスライス」を利用しているスマートフォン(Xperia)でのリモートプレイは、自宅のWi-Fi環境レベルに近い快適さでした。

 キー操作がタイムリーに画面に反映されているレスポンスも相当すごいことですが、ここ東京ゲームショウ会場の中で、ド安定なリモートプレイができていることに驚きを超えて感動するレベルでした。

 ここ最近、なにかとスマホのパケ詰まりが話題になることが多く、5Gに対するイメージがあまり良くありませんでした。ですが、KDDIの5Gネットワークへの取り組みを知れたことと、「ゲーム専用のネットワークスライス」を直に体験したことで、一挙にモバイルネットワークへの明るい未来が開けたような気がします。

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 今回はゲーム専用としていましたが、もちろんほかの用途に絞った「遠隔イベント」や「映像中継」「自動運転」「遠隔診療」に特化したネットワークスライスも視野にあるようです。屋外で撮影した映像を転送したり、車とデータを双方向でやりとりするにしても、通信が重要なんですね。ソニーの目指すプロダクツの世界観を実現するには、その先を見据えた通信技術とのタッグが必要不可欠なのだと理解できたとともに、これから将来がとても楽しみになってきました。

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ゲームショウとともに歩んできた「Xperia」

 まだスマホゲームが据え置きゲームに肉薄するほどのコンテンツになる前から、Xperiaは東京ゲームショウに出展していました。2010年代中頃はXperiaブース名物として、数多くの美女やゲームキャラコラボなどで話題をさらっていましたが、昨年からそうしたプロモーションはなくなりました。今年でいえば、長年続いたXperia Girlの皆さんによるトークショー「恋のペリ騒ぎ」がなくなったことは、残念です。

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 しかし、もうそれらに頼ることなく、Xperia 1 VとXperia Streamがゲーム業界に欠かせない存在になったということなのでしょう。そして着々と進められている「ゲーム専用のネットワークスライス」の実証実験をする場としてXperiaブースが選ばれていることからも、ソニーグループのモバイル事業が重要なのかということも知れたよい機会でした。

 日本最大規模のエンタテインメントの祭典となる4日間は、大盛況のうちに幕を閉じましたが、現地に出向いて実際にスマホやコントローラを掴んで、ゲームをプレイする熱気を感じることができるのがリアル開催の醍醐味ですね。

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 最後に、きっとみなさんが楽しみにしているXperiaブースをアテンドしてくださったXperia Girlのみなさんの写真を次のページから大量投下して終わりにしたいと思います。来年の「東京ゲームショウ 2024」も楽しみにしましょう!

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