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田口和裕の「ChatGPTの使い方!」 第11回

ChatGPTをめちゃくちゃ便利にする“プラグイン”の使い方「こんな情報を探して!」編

2023年09月08日 09時00分更新

文● 田口和裕

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プラグインの基本を知ろう

 ChatGPTの有料サブスクライブプラン「ChatGPT Plus」には、ChatGPTの機能を拡張するためのツール「プラグイン(Plugin)」が多数用意されている。プラグインを導入することで最新情報にアクセスしたり、サードパーティーのサービスを利用できるようになる。プラグインの導入方法については前回の記事を参照してほしい。

注:本記事はすべて筆者がChatGPT Plusでプロンプトを実行・検証している。
 「結果はこちら(クリックで拡大表示)」のリンクをクリックすることで、すべてのプロンプトと生成されたChatGPTの回答を見ることができる。
 なお、記事内で触れられていない質問や頓珍漢な回答も含まれているが、これはChatGPTとのリアルな対話記録であるため、その点をお楽しみいただければと思う。

知識ベース情報を取得できるプラグイン その1

 前回はChatGPTで利用できるプラグインを、主に用途から3つに分類し、その中から「最新情報にアクセスする」プラグインを5つ紹介した。今回は「知識ベース情報を取得する」プラグインを7つ紹介していこう。なお、次回は「アクションの実行」ができるプラグインだ。

 さて、今回紹介する「知識ベース情報を取得する」プラグインとはどういう意味だろうかと思った人もいるだろう。なぜならChatGPT自体が膨大な「知識ベース情報」を用いてトレーニングされているからだ。

 しかし、ChatGPTの知識は広範囲ではあるが、インターネット上の全情報を保持しているわけではもちろんない。今回紹介するプラグインは、ChatGPTが「特定の分野の知識ベース情報を見つける」のを支援することに特化したものと言ってもいいだろう。

 ここで言う「特定の分野」は、「特定のサービスに関連する分野」と「特定のサービスに関連しているわけではない分野」の2つに分けられる。

 前者は例えば「Wikipedia」「Amazon」といった特定のサービスに関連する情報が欲しい場合に、後者は「SEO」「AI」といったサービスではなく特定の分野に関連する情報が欲しい時に利用することになる。

1. Tabelog

「Tabelog」プラグイン

 最初に紹介するのは「食べログ」プラグイン。もちろんグルメレビューサイト「食べログ」に関連する情報を取得する際に便利なプラグインだ。

 このプラグインを使うと、「食べログ」データベースに登録された国内飲食店のデータをChatGPTが利用できるようになる。さっそく利用してみよう。

プロンプト:来週水曜日、チームの打ち上げをやりたいです。15人で予約できるレストランの候補を上げてください

場所:新宿周辺
予算:ドリンク含む一人6000円以内
雰囲気:カジュアル

 プロンプトに入力した条件にあうレストランが5つ、写真入りで紹介された。総合評価、エリア、ジャンル、予約可能時間もあわせて表示されるので、それを条件に追加して再検索も可能だ。

「食べログ」を表示

 店名をクリックすると「食べログ」のウェブサイトにジャンプするので、そこから直接予約するとスムーズだ。スマートフォンで利用している場合はそのまま電話で予約することもできる。

プロンプト:都内でいま話題のラーメン店を教えて

 このようなざっくりした質問でもしっかり回答してくれる。「恵比寿駅近辺の喫煙可能な居酒屋」といった条件検索も得意だ。

 もちろん公式サイトや専用アプリを使えば細かい検索条件など指定できるが、会話形式で気軽に店を選べるのは魅力だ。

 結果はこちら(クリックで拡大表示)。

2. 価格.com

「kakaku.com」プラグイン

 こちらは価格調査サービス大手「価格.com」の情報を取得するのに便利なプラグインだ。なお、先程の「Tabelog」も「価格.com」同様に日本の「カカクコム」社が運営するサービスだ。

プロンプト:3万円以下で買えるビデオカードの人気機種を教えて

 といったプロンプトから5枚のビデオカードを紹介してくれた。もちろんメーカーや機種で絞り込むことも可能だ。

「価格.com」を表示

 「食べログ」同様に、クリックすると「価格.com」の該当ページにジャンプする。もちろんここから購入可能。

 買うものが決まっている場合は、最初からウェブサイトで検索したほうが早いが、比較検討段階であればChatGPTにいろいろ相談しながら「価格.com」プラグインで相場を調べると言った使い方も便利だ。

 結果はこちら(クリックで拡大表示)。

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