東海理科は、8月8日に販売再開予定ゲーミングキーボード「ZENAIM KEYBOARD」(関連記事)について、販売を中断していた理由となる4点のアップデート情報を発表した。
ZENAIM KEYBOARDは5月に発売されて即完売するほど話題のキーボードとなったが、一部の動作不良を鑑みて販売を中断していた。しかし、7月にすでに購入したユーザーに対する交換対応を開始したほか、8月に販売再開することも発表していた。
そして今回発表されたのが、不具合を改善したアップデート情報。「スタビライザーが組付けられているキーの動作改善」「音鳴きの音量抑制および音質改善」「キーキャップ塗装の耐久性アップ」「背面チルトスタンドの合成アップ」の4つとなる。
スタビライザーが組付けられているキーの動作改善
キーの端部を連打すると反対側の端部が浮き上がり、キーにガタつきが生じる現象、またカチャカチャとした音の発生については、部品同士のクリアランス最適化によって、傾き&ガタつきを抑制。加えて、嵌り合う部分の圧入量を増やすことで外れやすさを抑制していいるほか、スタビライザーにグリースを塗ることで、カチャカチャとした音も低減しているという。
音鳴きの音量抑制および音質改善
キーボードの照明をONにすると、コイル鳴きのような音の発生を確認した点については、コンデンサーを低振動タイプに変更。加えて、照明制御用プログラムをアップデートし、特定音域に出ている音質も改善している。
キーキャップ塗装の耐久性アップ
滑りにくさを追求した指馴染みのよい塗料を採用したことで、爪のような硬度のあるものに対する耐性が低くなっており、キーキャップ塗装がはがれる現象が確認されていた。こちらは、ベースコートを2度塗りし、、膜厚を増すことで耐久性をアップしている。
背面チルトスタンドの剛性アップ
脚が割れやすいというフィードバックに対して、チルトスタントの保持力を高めるために、3つのアップデートを実施。メインフレーム側の段差の高さを変更し、チルトスタンドが乗り越えるための保持力をアップデート。加えて、チルトスタンドの接触部分の当て量を増やし、荷重量の耐久力も強化。さらに、チルトスタンドに設けた切り欠き部の量を減らしたことで、荷重量への耐久力を向上している。
前述のとおり、ZENAIM KEYBOARDは8月8日に再販予定だ。販売当初は即完売したため購入できなかった人も多いだろう。不具合についても改善されたZENAIM KEYBOARD、今度こそ購入したいという人は、8月8日を待とう。
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