このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第435回
山根博士のグロスマレビュー
国内発売期待大の小型高性能スマホ、ASUS「Zenfone 10」を前モデルと比較
2023年08月08日 12時00分更新
ジンバル機能を強化したカメラ
Zenfone 10のメインカメラはZenfone 9と同等のソニーIMX766を採用している。6軸ジンバルも同様に内蔵していますが、ジンバル機能をより強化したとのこと。また超広角カメラは1300万画素でZenfone 9の1200万画素からセンサーを変更、画角もややワイドになっている。
カメラのUIは比較的シンプルで、モードは「スローモーション」「タイムラプス」「動画」「写真」「ポートレート」「パノラマ」「ライトトレイル」「その他」。写真ではデジタルで最大8倍までに対応する。ディスプレー上部から下にスワイプしてクイック設定画面が出るのは便利だ。メインカメラは通常は1200万画素撮影で、5000万画素への切り替えは設定画面を開く必要があるのがやや面倒だ。
動画は8K 24fpsまでに対応する。手振れ補正は「Adaptive」とより強力な「Hyper Steady」があるが、Hyper SteadyはFHD 60fpsまでの対応だ。Zenfone 10を持って走りながらHyper Steadyで撮ると、アクションカムのようにブレのない動画を撮影することもできる。
その他のモードは「PROモード」「夜景」「HDRビデオ」と少な目。写真にはウォーターマークもいれられる。
カメラのテストは今回は写真のみとなった。Zenfone 9と取り比べもしてみたが、Zenfone 10のほうがAI補正がより強く効いているようで、「映える」色合いで撮影できると感じられた。動画性能も含め、改めてカメラ周りはレビューしたいと考えている。以下は作例だ。
【まとめ】ハンドリングしやすいボディー
スペックや機能に不満ナシ!
Zenfone 10は何といっても片手でラクに持てる大きさで、使いやすい。カメラもジンバル機能は強力で、アクションカムのように手ぶれ知らずの動画が撮れるのは、ほかのスマートフォンにはない大きな特徴だ。そして本体のパフォーマンスも高くヘビーユースにも十分耐えらえれる。
ASUSは7月に日本でROG Phone 7を発売したばかりだが、Zenfone 10も早い時期に日本投入を発表してほしいものだ。Zenfone 9同様にFeliCa搭載の日本モデルの発売が待ち遠しい。
この連載の記事
-
第519回
スマホ
ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台 -
第518回
スマホ
モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい -
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった -
第512回
スマホ
ツァイスカメラ搭載のスマホ「vivo V40」は可変色LEDライトでポートレート撮影も得意 -
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 - この連載の一覧へ