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BlackBerry QNX、次世代自動車/IoTシステムのソフトウェア開発を進化させる高い拡張性を誇るスケーラブル・高性能コンピューティング対応のOSを発表

BlackBerry Japan 株式会社
2023年07月31日

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BlackBerry Japan 株式会社
マルチコアプロセッサーのパフォーマンスを最大限に引き出し、将来世代に対応するQNXソフトウェア開発プラットフォーム8.0


BlackBerry Limited < https://www.blackberry.com/us/en > (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry)は、QNX(R)ソフトウェア開発プラットフォーム(SDP)8.0 < https://blackberry.qnx.com/en/products/foundation-software/qnx-sdp8-early-access > の早期アクセス版を発表しました。SDP8.0は、自動車およびIoTシステムの開発においてQNXテクノロジーが長年にわたり高い評価を受けている安全性、セキュリティ、信頼性を維持しており、同時にコストの削減およびハイパフォーマンスの達成を実現します。
SDP 8.0は、組み込みOSとしてBlackBerry史上最高のパフォーマンス、安全性、セキュリティを誇る、最新の次世代QNX(R) OSを採用しています。自動車やIoTシステムが搭載するマルチコア プロセッサーのコア数が増加する中、SDP 8.0はプロセッサーの性能を最大限に引き出せるよう設計されています。BlackBerry QNXが持つ業界をリードする知的財産と、高性能エッジ・コンピューティング分野における独自の経験に基づいた、先進的な研究開発の集大成となっています。

新型アーキテクチャは、QNX固有の特長である安全性とセキュリティを備え、POSIXに準拠したマイクロカーネルベースのリアルタイムOSとしての優位性を維持しつつ、パフォーマンスの劇的な向上を実現します。コア数の増加によるパフォーマンスのスケーリング係数は、商用リアルタイムOSとしては前例のない、1対1という目覚ましい数字を示しています。次世代QNX OSを通じ、次世代プロセッサーのパフォーマンスをフルに引き出し、利用可能なコンピューティングリソースを最大限に活用することで、コストを全面的に削減することができます。これは、ソフトウェア定義型自動車(Software-Defined Vehicle、以降SDV)への移行に伴い、ソフトウェアベース・アーキテクチャの大規模な複雑化を経験している自動車メーカーなどの企業にとって、大きなメリットとなります。

QNX SDP 8.0は、QNX(R) OS for Safety、QNX(R) Hypervisor、QNX(R) Hypervisor for Safetyなど、BlackBerry(R) QNX(R)の次世代製品ポートフォリオの基礎となるものです。そのため、どのBlackBerry QNXテクノロジーが製品要件に最適であるかに関わらず、開発者は新技術のメリットを享受できます。

BlackBerry QNXのシニア・バイスプレジデント兼責任者であるJohn Wallは、次のように述べています。「自動車業界では、車載ソフトウェアの再定義が進んでいます。車載アーキテクチャは、ゾーン型、中央演算型、そして最終的にはSDVへと移行しています。SDP 8.0に固有の包括的な拡張性により、総合的な車載OSを求める自動車メーカーにとって、QNX OS for SafetyとQNX Hypervisorは当然の選択肢です。」

このほか、2,000TFLOPSのパフォーマンスを達成し、自動運転機能とAIコックピットを単一の集中管理型プラットフォームに統合した次世代NVIDIA DRIVE Thorについても、QNX OSマイクロカーネルを統合するべく、BlackBerryはNVIDIAと協業しています。

NVIDIAのオートモーティブ部門バイスプレジデントであるAli Kani氏は、次のように述べています。「当社の集中型コンピューターのDRIVE Thorと最新版QNX OSの組み合わせは、OEMメーカーにとって強力な基礎となり、これによって、最高水準の安全性とセキュリティを備えた次世代車載システムの開発が可能です。BlackBerry QNXとの20年近くに及ぶコラボレーションを通じ、両社は自動車業界の最前線に立ってきましたが、今回の発表は、これまでの歴史の中でも再び大きな節目となる出来事です。」

業界をリードするグローバルな車載テクノロジー調査/コンサルティング会社であるSBD Automotive社のディレクターAlex Oyler氏は、次のように述べています。「2032年には、無線通信(Over the Air、OTA)ソフトウェア更新対応の自動車の世界販売台数が3億台を突破すると予想される中、SDVの魅力的なテクノロジー機能の開発に役立つ、より優れたツールが待ち望まれています。高性能システム・オン・チップ上で他のソフトウェア・コンポーネントとシームレスに連携するセキュリティ・バイ・デザインのOSは、安全でセキュア、シームレスなドライビング体験の基礎となるものです。自動車メーカーとサプライヤーはいずれも、自動車向けの競合他社と一線を画すソフトウェアの開発・保守の効率化に寄与する、検証済みソフトウェアと十分に統合された開発ツールを必要としています。」

QNX SDP 8.0の早期アクセス版は、評価・製品開発用に提供を開始しました。ライセンスの販売開始は、2023年後半を予定しています。

組み込みシステム向けのBlackBerry QNXの製品とエンジニアリング・サービスについての詳細と、QNX SDP 8.0の早期アクセス版のお申し込みは、BlackBerry.QNX.com/SDP8EA < https://blackberry.qnx.com/en/products/foundation-software/qnx-sdp8-early-access > をご覧ください。

BlackBerry QNXは、安全でセキュアな未来の自動車開発をサポートします。詳細については、BlackBerry.QNX.com < https://blackberry.qnx.com/en > をご覧いただくとともに、@BlackBerryのフォローをお願いします。

BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億3,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細は、BlackBerry.comをご覧ください。

BlackBerry、QNXおよび関連製品の商標の名称およびロゴマーク等は、米国およびその他の国におけるBlackBerry Limitedの登録商標または商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。BlackBerryは第三者のいかなる製品またはサービスについて責任を負うものではありません。

報道関係者お問い合わせ先
BlackBerry Japan株式会社 広報事務局
電話: 03-4405-9537
Email: BlackBerryPR@next-pr.co.jp

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