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アスキーベストセレクション 第9回

G-SHOCKがステルス進化! 心拍計測センサー搭載「DW-H5600」が密かに最強

2023年07月26日 11時30分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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国内時計メーカーとしては初の快挙、ロゴや文字がなくても腕時計の形状そのものが立体商標登録として登録されました

推し理由①
立体商標に登録された鉄板フォルムがよい

 身に付ける「モノ」というと、ファッション性というか人目にさらされます。心は錦を着ていても外見で判断されたり、ときには値踏みする人もいるでしょう。DW-H5600シリーズは1983年に登場した初号機(DW-5000)=オリジンの角形フォルムを継承しています。この40年に渡って支持され、スタンダードとして人々の記憶に刻まれたアイコン的フォルムは、腕時計として初めての立体商標として2023年6月に特許庁より登録されました。つまり、ザ・定番のフォルムとお墨付きをもらった感じなのです。

MODEボタンにあたる左下のボタンのみシルバーカラー。そのほかのボタンはすべてブラック

 オリジンの角形フォルムは映画「スピード」でキアヌ・リーヴスが着用していたことで、世界的に有名ですね。鉄板フォルムの「DW-H5600」シリーズは、Tシャツ+ジーンズスタイルはもちろん、ジャケット+チノパンなどカジュアルなビジネスシーンでおなじみなファッションにピッタリ。ガチガチにドレスコードが決まったフォーマルシーン以外であれば、どんなファッションにもマッチする「ステルス」なモデルです。それゆえに、多くの人にオススメなのです。

推し理由②
心拍計測用光学式センサーを搭載、ランニングから睡眠まで計測

 先述したように「ザ・定番フォルム」にもかかわらず、心拍計測用光学式センサーを搭載しています。心拍計測用光学式センサーという、写真を見ただけでは皆目わからない、いわば「ステルス」な機能を搭載しているわけです。ケース裏のLED光が照射し体内の血流量の変化を計測、心拍数を計測します。さらに歩数計測が可能な加速度センサーを搭載し、ペアリングしたスマホのGPSで計測した距離を補正することで、精度の高い計測をする仕組みです。

背面に心拍計測用光学式センサーを搭載

 DW-H5600シリーズは、ランニング、ウォーキング、ジムワークアウト、インターバルトレーニングといった4種類のアクティビティーの記録に対応。さらに計測したデータをポラール・エレクトロのアルゴリズムを使って、カーディオ負荷や睡眠ステータス、睡眠回復レベルなどの表示ができるんです。

ランニング、ウォーキング、ジムワークアウト、インターバルトレーニングといった4種類のアクティビティーの記録に対応

計測したデータをポラール・エレクトロのアルゴリズムを使い、トレーニングの時間や強度により心肺にかかった負荷の計測、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)別の消費エネルギーの分析が可能

睡眠ステータス、睡眠回復レベルなどの詳細な情報は、スマートフォン側で確認するよう表示機能の振り分けをしている

 一見すると「ザ・定番」の角形フォルムのG-SHOCKだけれど、このようにステルスなテクノロジーがぎっしり詰まっています。

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