レトロゲーム機のスロットに挿して使用する、ありそうでなかった液晶ディスプレーが家電のケンちゃんに入荷。ファミコン用の「FC用液晶カセット」が6280円、メガドライブ用の「MD用液晶カセット」が6980円で販売中だ。
レトロゲーム機と合体し、テレビなしにゲームプレイが可能な3.5型の液晶ディスプレー。ファミコンとメガドライブ用の2モデルともに、上部にゲームカセットが接続できるスロットを備えている。
映像と音声は、ビデオ出力から付属ケーブルを使用し、側面のピンジャックに接続する仕様。スピーカーも内蔵しているが、ショップによれば「最大にしてもかなり音量が小さく、あまり実用的ではない」とのこと。
なおファミコン用は、ビデオ出力を備えたファミコンおよびその互換機に対応。初代の赤白ファミコンは無改造では使用できないほか、「携帯型のFC互換機では、消費電力の都合なのか使用できなかった」(ショップ)とのこと。
また、メガドライブ用は基本的にMD2以降のメガドライブに対応。MD1では電源ボタン連動の“カセット切り込み引っ掛け棒”を除去しないと使えないほか、海外版のGENESISではスロットを加工しないと物理的に入らないなど、物理的な干渉を解決する必要がある。さらに「スロットのホコリ避けカバーがネジに引っかる場合がある」(ショップ)など、運用の際はある程度の工夫もいりそうだ。