このページの本文へ

AI inside、日本語LLMサービス「PolySphere-1」が2,259万トークンのプロンプトに返答成功、企業が保有するデータのビジネス活用を高度化

AI inside 株式会社(AI inside Inc.)
2023年06月29日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

AI inside 株式会社(AI inside Inc.)



AIインフラの提供を通じてAI民主化を推進するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)は、生成AI・LLMの研究開発と社会実装を行う「XResearch」による研究開発の成果として、独自の日本語LLMサービス「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」が2,259万トークンのプロンプト(テキストデータ)を分割せず一度に受けつけ、返答することに成功したことをお知らせします。


LLMでは、入力されたテキストデータを「トークン」と呼ばれる単語や文字など意味を持つ単位で処理しています。トークン長の限界値を超えたデータがプロンプトとして入力された場合は、それ以前に入力された単語を参照することができなくなり、返答がなくなったり、不適切な回答がなされる可能性があります。このことから、より長いトークンを一度に処理できるLLMほど、より多くの背景情報を考慮し、高度な回答ができると考えられています。


現在公開されている一般的なLLMでは、数千~数万トークンが入力文字数の限界であるのものがほとんどですが、当社が独自開発した日本語LLMサービス「PolySphere-1」は、それらの数百倍を超える2,259万トークンを処理することが可能です。

トークン長の長さは、生成AI・LLMのビジネス活用において重要な一要素であり、この点が「PolySphere-1」の強みの一つです。今後は、参照した膨大なテキストデータに対するレスポンス精度を高めるとともに、顧客事例の創出を進めます。


「PolySphere-1」に関するお問い合せ:https://form.run/@XResearch




「PolySphere-1」ユースケース



高度な市場調査レポートの作成
「PolySphere-1」は大量のテキストデータを一度に処理できるため、長い文書や複数の文書間での情報の関連性をより深く理解することが可能です。例えば、長いビジネスレポートや研究論文をサマライズし市場調査レポートを作成する場合、多くのテキストを統合的に参照できれば、より精緻なレポートを作成できます。


ユーザのニーズを捉えた戦略的な応答
チャットボットをはじめとした対話型AIシステムとして「PolySphere-1」を利用する場合、トークン長が長い特徴を活かして、より過去の発話内容を記憶しその文脈を踏まえた適切な応答が可能です。例えば、ユーザとの長い対話を通じて潜在的な顧客ニーズを把握し、それに基づいてユーザごとにカスタマイズされた提案をするようなシナリオを生成できます。

専門性の高い複雑な問題の解決
専門性が高く複雑な問題であるほど、関連するテキストデータは膨大になる傾向にあります。例えば、法律の専門家が長文の契約書に基づいて具体的な質問をした場合、「PolySphere-1」は一度に多くの情報を処理できるため、その全文を理解しより正確な回答を提供することができます。


「XResearch」について
AI inside の生成AI・LLM(Large Language Model/大規模言語モデル)に関する研究開発と社会実装を行うテックチームです。代表取締役社長CEOの渡久地がリードすることで、生成AI・LLMを活用したサービスの事業化を強力に推進します。

プレスリリース:https://inside.ai/news/2023/06/08/aiinside-xresearch/


AI inside 株式会社について
AI inside は、生成AI・LLMや自律型AIをはじめとした最先端テクノロジーの研究開発および社会実装を行うテックカンパニーです。データドリブンなビジネス変革に貢献するマルチモーダルなAIソリューションやプロフェッショナルサービスを政府機関・地方公共団体・民間企業へ広く提供しています。独自のAI統合基盤を活用しながら、あらゆる企業・団体のDXを一気通貫で支援しAIのビジネス活用を推進することで、誰もが意識することなくAIの恩恵を受けられる豊かな社会を実現します。


社名:AI inside 株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階
代表者:代表取締役社長CEO 渡久地 択
設立:2015年8月
事業内容:人工知能および関連する情報サービスの開発・提供
HP:https://inside.ai


※文中の製品またはサービスなどの名称は、AI inside 株式会社の商標または登録商標です。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン