住みたい町に名乗りを上げる!大阪・平野は魅力いっぱい!! 第1回

天王寺まで電車で5分!パン屋に本格中華にイタリアンも! 便利で快適、平野で暮らす心地よさを知る

文●LOVEWalker

提供: NTT都市開発

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空から見ると写真手前の平野から奥に向かって 天王寺までの近さが実感できる

 大阪市24区の中でもっとも人口が多く、面積でも第3位の広さを持つ平野区。短時間で都心部にアクセスできる便利さと落ち着いた街並みは、大阪市内でも指折りの暮らしやすさを誇り、近年では移住者も増加傾向にあります。本記事では、若いファミリー層を中心に注目を集める平野区の魅力を、交通網やショッピング、食事など、日常生活とリンクさせながら紹介します。

都心部まですぐの好アクセス。ショッピングにも便利な平野駅周辺エリア

 平野区の魅力を語る上で外せないのが鉄道アクセスの便利さ。JR関西本線で平野駅から天王寺駅へは約5分、難波駅へは約13分と短時間の移動であっという間に到着します。

 天王寺まで出ると、JRやOsaka Metro御堂筋線・谷町線を使って都心部にもアクセスは抜群。仕事にも遊びにも、移動が苦になりません。

 またJR平野駅から2駅下った久宝寺駅からおおさか東線に乗車すると、こちらも乗り換えなしで新大阪駅まで直通、2023年春からは大阪駅への乗り入れも開通しました。

 このように大阪都心部はもちろん各地への移動がスムーズで便利なのが平野の魅力です。

JR平野駅からすぐのイズミヤショッピングセンター平野

 JR平野駅の周辺は住宅中心で居住人口も多いことからスーパーや商店街など日常の買い物には困りません。南口を出るとすぐにイズミヤショッピングセンター平野があり、食料品や衣料品、ホームグッズ、薬店の他、フィットネスやパソコン教室も備えています。そこから南へ歩いて国道25号線を渡ると、平野郷と言われる古い町並みが残るエリアがあり、そこには100円ショップを併設したスーパーマーケット、ビス平野も。その目の前には商店街が東西に延び、精肉店やコーヒー豆の専門店といった昔ながらの個人商店が軒を連ねています。

 かつての自由都市、平野郷を感じさせる風情ある町を歩きながら、なじみのお店での買い物を楽しめば、ノスタルジックな雰囲気にひたることができるでしょう。

昔ながらの町並みに溶け込む「ビス平野」

「イズミヤショッピングセンター平野」
営業時間:10:00~20:00(1F)、10:00~19:00(2F)
定休日:店舗に問い合わせ
大阪市平野区平野宮町1-6-2-101号
06-6792-5331

「ビス平野」
営業時間:9:30~20:00
定休日:火 ※最終週の火曜日は営業
大阪市平野区平野本町1-8-38
06-6791-3701

パン屋激戦区の平野、その日の気分でパン屋を選べる!

 朝食やおやつなど、食卓に欠かせないパン。平野区は大阪市内でも屈指のパン激戦区で、JR平野駅周辺からOsaka Metro喜連瓜破駅周辺にいたる範囲内だけでも実に10軒を超えるお店がひしめき合っています。老舗店からューウェーブまで、店舗のバリエーションも豊富で、その日の気分にあったパンを選ぶ楽しみも。今回はそんな中から、平野駅周辺で注目しておきたい2軒をご紹介します。

 まずはJR平野駅から東へ徒歩約3分の距離にある「ええかげんのぱん屋」。こちらの店主・門野智さんは、長年勤めた会社を53歳で早期退職し、パンの専門学校に入学。その後も修業を重ね、2022年10月に出身地である平野にご自身の店をオープンさせました。 店内は小ぶりで来店客はショーケースに陳列されたパンを選んで包装してもらうスタイル。このコンパクトな店のつくりには、門野さんのパンづくりに対するこだわりが込められていました。

「製造は基本的に自分一人でやっているので、広い店舗でたくさんの量を作ることは最初から考えていませんでした。自分で考え、楽しみながらパンを作りたいので、この規模が合っているなと思います」(門野さん)

JR平野駅から東へすぐにある「ええかげんのぱん屋」。床にビー玉が埋め込まれているといった遊び心も楽しい

 看板メニューのあんぱん、カレーパンは中に包まれた具が門野さんこだわりの手作りで、丁寧な仕事ぶりが感じられる優しい味わい。ここにもご自身のパンを追求する姿勢が垣間見られます。

「自分で作れば良くも悪くも反応は全部、私に返ってくるので、手作りを徹底したかった。責任も含めて、まるごと自分のパンとしてやっていきたかったんです」(門野さん)

小ぶりな店内には美味しそうなパンが並ぶ

看板メニューのあんぱん(190円・左)とカレーパン(220円・右)は 店主・門野さんこだわりの味

 ユニークな店名や、異空間のような趣の店内も個性的。普段使いできる気軽さと独自の方向性が絶妙なバランスで融合しています。

「店名の『ええかげん』は、関西弁で『ええ頃合い』と『適当』という2つの意味合いがあり、自分のやり方にぴったりかと思って名付けました。看板のデザインは美術系大学出身の娘、店の内装は、建築士である娘の夫が手掛けてくれました。販売は、午前中は妻、午後からは息子が手伝ってくれて、もう家族ぐるみでやっています(笑)。平野のみなさんには、『いつものちょうだい』みたいな感じで気軽に使っていただけたらと思っています」(門野さん)

店主の娘さんが考案した看板。家族ぐるみで営む「ええかげんのぱん屋」

「ええかげんのぱん屋」
営業時間:8:00~18:00
定休日:日・月
大阪市平野区平野北2-3-4
06-7410-5681

 「ええかげんのぱん屋」からさらに東に進み、平野川を越えたエリアにあるのが「GO to BAKERY」。こちらは、店主・後藤和子さんの父親が営んでいた鉄工所をリノベーションし、2015年にオープン。住宅や工場が建ち並ぶエリアの中、突然パンのいい香りが漂ってきます。ちょっと見つけにくい場所にありますが、穴場的なお店としてパン好きの間では話題となっています。

「10年前に父が他界し、経営していた鉄工所を閉鎖。私は当時、別のパン屋で働いていたのですが、この場所を残したいという思いからここで自分のお店を始めることにしました」(後藤さん)

鉄工所跡の一角に設けられたお店の入り口。その奥でパンを焼いている

 こちらの特色は、なんといっても広々としたイートインスペース。鉄工所を改装しただけあり天井も高く、ゆったりとした空間で手作りパンを味わうひとときは格別です。

「最初は、あまりに広すぎるので使い道を考えあぐねていたのですが、店舗設計をされた方のアイデアで現在の形に落ち着きました。人手を考えるとカフェ営業はできませんが、その分、購入されたパンを食べながら、お友達やご家族とゆっくりくつろいでいただけたらと思っています」(後藤さん)

工場のスペースを利用したイートインスペース。木のテーブル、実は鉄工所時代に作業台として使っていたもの

 このイートインスペースはワンちゃん大歓迎で、愛犬を連れて遠方から車で訪れる人もいるのだとか。

「ドッグカフェの場合、大型犬はNGというところが多いのですが、当店はじゅうぶんスペースもあるので、問題なく一緒に入っていただけます。ワンちゃんにもくつろいでもらえるよう、犬用のおやつや、当店で焼いた犬用のコッペパンも取り扱っています」(後藤さん)

愛犬も一緒にくつろげるよう、犬用のおやつやパンを完備

 後藤さんのパンは定番のクリームパンをはじめ、厳選した材料を使い、毎日食べるものだからこそ食べ飽きないことをモットーに作られています。取材中も近隣住民の方々の来店が途切れず、地元での浸透ぶりを伺わせます。

「最近は材料の高騰化でパンの価格もどんどん値上がりしています。当店では、ご近所さんがいつでも気軽に来ていただけるよう、手頃なお値段を守り続けられたらと思っています」(後藤さん)

人気メニューのクリームパン(210円)は売り切れ必至

 「GO to BAKERY」のイートインで愛犬を連れてお食事中のご家族に地域の魅力を伺うことができました。平野在住歴20年以上というお母さんは、街の移り変わりに対して感慨深い思いがあるとのこと。

「私は結婚してすぐ平野で暮らし始めたのですが、その頃と比べるとここ数年、若い人が増えてきているように感じます。古い町並みに残る昔ながらの建物を再利用したお店ができるなど、街の雰囲気も活気が出てきていますね」

 また高校を卒業したばかりという娘さんは、都心部へすぐに行けるアクセスに魅力を感じています。

「普段、よく遊びに行く天王寺や難波に短時間で行けるのは本当にうれしい。平野公園や久宝寺緑地など、大きな公園も近くて犬の散歩でもよく足を運んでいます」

2001年から平野で暮らすご家族と八尾から来られたご友人。愛犬を交えて、平日午前のほっこりカフェタイム

「GO to BAKERY」
営業時間:8:00~19:00(売り切れ次第閉店)
定休日:水、第1・3・5火
大阪市平野区平野北2-4-16
06-7502-6096

本格中華やイタリアンをリーズナブルに。飲食店の充実ぶりにも要注目

 「今日はちょっと家族で外食気分」という時、平野なら都心部よりもリーズナブルな価格で本格的な料理を楽しむことができます。今回は数あるお店の中から、中国四川料理、イタリア料理の注目店を紹介します。

 JR平野駅から南へ少し歩くところにある、本格的な中国四川料理が味わえるお店「中村屋」は、近年流行しているシビ辛料理ファンからも熱い視線が注がれています。店内は赤や金の装飾で中華の気分を醸し出し、外の住宅地から入ってくるとちょっと異世界感が。また164席もの広々とした空間は大人数にも対応、外観からは想像できませんでした。

1F客席。店内は1階・2階あわせて164席という広さが自慢

 こちらで食べておきたいのが、何といっても四川料理の王道である麻婆豆腐。花椒や山椒の風味が豊かで、辛さも調節できることから、辛いのが苦手な四川料理ビギナーも安心。平日のランチでは、なんと800円で麻婆豆腐の定食を食べることができます。ディナータイムでは魚介や野菜、肉をふんだんに使用した火鍋のコースがおすすめです。

お店の定番「本格四川麻婆豆腐」(単品860円 ※平日ランチの定食は800円)

「中村屋」
営業時間:11:00~14:30、17:30~22:00(ラストオーダー21:30)
定休日:火
大阪市平野区平野本町1-15-19
06-6793-9388

 JR平野駅前すぐのアーケードにあるイタリア料理店「イタリア食堂 ちぇるきお」。喜連瓜破出身の店主・市橋俊明さんは、フレンチシェフとしてホテルで勤務した後、もともとやりたかったイタリア料理の道へ進み、2010年にお店をオープンさせました。

イタリアの旗が目印の「ちぇるきお」

 当初は、「仕事帰りに立ち寄って、お酒と一緒に味わうような料理」というイメージを描いていましたが、来店客の幅広さから方向性を転換。現在では和食テイストを取り入れたメニューも手掛けるなど、創作性豊かなイタリアンを提供しています。

「平野という場所柄、ファミリー層のお客様が多く、お酒のアテより食べごたえのあるものを求められていることがわかりました。毎日のように来てくださるご年配の方もいて、お客様とのコミュニケーション密度の濃さが平野ならではだと思います」(市橋さん)

笑顔が魅力の「ちぇるきお」店主、市橋俊明さん

 ピザやステーキ、リゾットなど、幅広いメニューを取り扱う「ちぇるきお」ですが、定番メニューであるパスタは、ぜひとも食べておきたいところです。

「パスタは、いつの間にかかなりメニューが増えてしまいました(笑)。トマトソースやカルボナーラなどの王道やイカの塩辛、釜揚げしらすといった海鮮食材を使ったものもあります。ぜひ食べていただきたいのが、黒毛和牛とポルチーニ茸のポロネーゼ。生パスタとソースの絡み具合が絶妙で、ワインにも合う一品となっています」(市橋さん)

市橋さんイチオシの「黒毛和牛とポルチーニ茸のポロネーゼ(1,752円)」

 毎月1日に開催される、平野の飲食店などが様々なサービスや限定商品を販売するイベント「ついついひらの」にも参加。平野を盛り上げるべく精力的に活動を展開しています。

「平野区は面積も広いので飲食店同士で連携を取るのも大変なのですが、『ついついひらの』を通して新たな交流も生まれてきています。参加店も増えてきているので、ぜひ若い方にも食べ歩きを楽しんでいただけたらと思います」(市橋さん)

「イタリア食堂 ちぇるきお」
営業時間:ランチ11:00~14:00(L.O.13:30)、ディナー17:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:水・木
大阪市平野区平野宮町1-5-5-179
080-9360-0652

 アクセスよし、ショッピングよし、飲食よしという快適・便利な生活環境が整った平野区。今後、さらに新たなマンションや商業施設が増えることも予想され、街の活性化に期待がかかっています。大阪市内で暮らしやすい生活拠点を探している人は、ぜひ一度、現地を訪れて街の魅力に触れてみてください。

*記事内の金額はすべて税込みです

(提供:NTT都市開発)