『ディビジョン リサージェンス』先行レビュー!オープンワールドでスマホゲーながら骨太な作り

2023年06月23日 13時00分更新

文● 松野翔太 編集●ジサトラハッチ

 ユービーアイソフトが開発中の「ディビジョン」シリーズ最新作『ディビジョン リサージェンス』は、同シリーズ初のスマートフォン向けアプリだ。iOS/Android向けに2023年秋の配信開始を予定しており、現在は地域を限定してβテストを実施中の同作。国内では非開催となっているものの、特別にメディア向けのテストをプレイする機会を得たため、インプレッションをお届けしよう。

SHD第一派遣部隊が主役
新たな視点で「ディビジョン」の世界を追体験

本作の舞台は初代『ディビジョン』と同じくパンデミックで荒廃したニューヨーク。スリーパーエージェントであるStrategic Homeland Division(SHD)のメンバーが主人公だ

 『ディビジョン』は、「レインボーシックス」「ゴーストリコン」シリーズなどでも知られる小説家・Tom Clancy氏の作品を原案とするオープンワールドシューター。米ドル紙幣に新型ウィルスを染み込ませる細菌テロにより大混乱に陥ったニューヨークを舞台に、スリーパーエージェント部隊「ディビジョン」の活躍を描く、ハードな世界観が特徴的なタイトルだ。

スマホゲームとは言え画面の雰囲気は『ディビジョン』そのもの

UIはスマホ向けサバイバルFPS系タイトルに近く、両手でのタップやフリック操作が求められる

 これまでのシリーズタイトルはいずれもPC、あるいはコンシューマー版がリリースされており、モバイル向けに製作されるのは『ディビジョン リサージェンス』が初めて。TPS、オープンワールドといった同シリーズの醍醐味はそのままに、UIやシステム面をスマートフォン向けに調整しているため、モバイル版ならではのゲーム体験が楽しめる。

物語は初代『ディビジョン』の前日譚やサイドストーリーのように展開する。ファンには興味深い内容になるだろう

 ちなみに本作は初代『ディビジョン』とストーリーの時間軸をほぼ同じくしており、主人公となるのはスリーパーエージェント・Strategic Homeland Division(SHD)のニューヨーク第一派遣部隊に所属するメンバーだ。

過去作に登場したキャラクターも登場

 初代『ディビジョン』においては第一派遣部隊が消息を絶ったことから第二派遣部隊のメンバーが主人公となっており、ある意味では初代『ディビジョン』の前日譚、あるいは別の角度から物語を描いた作品と言うことができるだろう。このあたりは特に、シリーズを愛好しているファンにとっては気になるポイントかもしれない。

操作方法に慣れてしまえばプレイフィールは『ディビジョン』そのもの。さまざまな銃器を使った戦闘が楽しめる

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