このページの本文へ

防水タイプのAIエッジコンピューター、複数AIチップ搭載でAI学習モデルを同時処理

アナログ・テック株式会社
2023年06月12日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アナログ・テック株式会社
2基の『Hailo-8(TM) AI Processor』を搭載した防水型ファンレス産業用PCをリリース

アナログ・テック株式会社(本社:東京都江東区)は、1台の筐体に複数の『Hailo-8(TM) AIプロセッサ』を搭載することで、ソースに対して複数種類のAI学習モデルを同時に適用して処理することが可能な、防水タイプの産業用PCをリリースしました。


▽製品サイト:https://www.analogtech.co.jp

リリースした『AT-IPCFG005』は、産業向けの高性能AIチップを2基搭載し、エリア認識と物体認識、物体認識と姿勢推定など、種類の違う学習モデルを同時に適用することで、AIの推論機能を拡張することができる、耐環境性能に優れた産業用コンピュータです。
IP65防水により、様々な環境でのエッジAI実装をサポートします。

IP65の防水性能


IP65に対応した防塵防水性能、優れた放熱設計のファンレス筐体を採用、屋外などさまざまな現場に導入可能。
M12に対応した産業用防水コネクタを搭載した各種インターフェースにより、ヘビーデューティな環境に対応します。

Hailoの高性能AIチップを2基搭載、マルチAIアルゴリズムに対応


AIのディープラーニングでは、画像、音声、時系列など『扱うデータソースの種類』や、分類、深度推定、物体認識、顔の検出、姿勢の推定など、そのデータソースで何を学習させたいか『分析の用途』に応じて、都度、最適な学習モデルを選択して適用します。

一般的に、エッジ推論では、一つの画像ソースに対して一つの学習モデルが実行されます。
AT-IPCFG005では、複数のHailo-8(TM) AIチップを搭載することで、ソースに対して『複数のアルゴリズムを同時に適用する』ことが可能となりました。

HailoのAIチップ『Hailo-8(TM) AI プロセッサ』とは


Hailoは2017年に設立されたエッジデバイス向けに最高性能のAIプロセッサを開発しているチップメーカーです。

Hailoが開発した『Hailo-8(TM) AIプロセッサ』は、AI処理に特化したアーキテクチャのチップで、データプールとコンピューティングユニットを非常に小さなエリアに配置しており、外部のI/FやI/Oを使用することなく低遅延/低消費電力で処理を実現しています。

Hailo-8では、産業用途に適した以下の特徴を持っています。


■Hailo-8(TM)の詳しい情報はこちらをご参照ください。
https://www.analogtech.co.jp/products-AI-Chip/

※AT-IPCFG005は、PCIeでの接続を行っているため13TOPS/1チップとなります。

カスタムやOEMが可能なベースモデル


AT-IPCFG005は、その仕様がお客様の利用用途にマッチしなければ、その適合しない個所を状況に合わせてカスタムが可能です。これにより、仕様設計の短縮や、お客様へのご提供リードタイムの短縮を図っています。

アナログ・テック株式会社について



「Society5.0」の実現を通じて新たな価値を生み出し経済発展と社会的課題の解決を担う


設立 1994年6月21日
資本金 3億10百万円
本社 東京都江東区 ダイバーシティ東京オフィスタワー
業務内容 産業用コンピュータの製造・販売・コンサルティング
URL https://www.analogtech.co.jp

■お問合せ先
営業技術部
電話:03-3527-6111
問合せフォーム:https://www.analogtech.co.jp/contact/
メールアドレス:hp-contact@analogtech.co.jp

展示会のご案内


ご紹介した製品は、展示会で実機のデモンストレーションを展示しております。

展示会:画像認識AI EXPO (Interop Tokyo 23)
会期 :2023 年6月14日(水) ~ 6月 16日(金)
会場 :幕張メッセ
小間番号:7T08
参加方法:事前登録制(登録無料)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン