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アドバンスト・メディア「AmiVoice ScribeAssist」を活用 リアルタイムに字幕表示できる透明ディスプレーを取手市障害福祉課の窓口に導入

2023年06月06日 19時45分更新

文● ASCII

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 アドバンスト・メディアは6月6日、同社の「AmiVoice ScribeAssist」の字幕ポップアップ機能を活用した会話をリアルタイムに字幕表示できる透明ディスプレー「Rælclear(レルクリア)」を取手市の障害福祉課の窓口に設置したと発表した。

 AmiVoice ScribeAssistは、録音からテキスト化、編集、要約までをワンストップで実現するAI音声認識文字起こし支援アプリケーション。リアルタイムで音声をテキスト化できるほか、インターネット接続を必要としないスタンドアローン型なため情報漏洩のリスクがなく安心して利用できることから多くの自治体に導入されているという。

 今回、字幕として別画面に会話をテキスト表示する字幕ポップアップ機能を活用し、透明ディスプレーにリアルタイムで会話を字幕表示。透明ディスプレーに表示する背景の色・透過率、文字の字体・大きさや色は、自由にカスタマイズできるほか、フリガナや罫線を追加することも可能。

 取手市の障害福祉課の窓口では、毎週火曜日に手話通訳者を設置しているが、手話通訳者が対応する火曜日以外でも、聴覚障がい者や難聴者がいつでも気軽にコミュニケーションをとれる体制を構築するために導入したという。また、難聴者や聴覚障がい者の聞こえ方はさまざまで、口の動きを確認して情報を把握している方もいるため、相手の表情がよく見える透明ディスプレーを採用。

 取手市は、議事録作成にかかる時間的・人的負担の軽減を目的に、AmiVoiceを搭載した議事録ソリューションを2005年から導入しており、導入1年目で業務負荷の大幅削減・コストカットに成功した点と専門用語も認識する精度の高さを評価。今回は取手市・取手市議会などで長年活用している実績から、認識率の高さや使いやすさが評価され、窓口への設置が決定したという。

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