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富士通クオリティーで速度も万全でした

5G通信も内蔵できる軽量モバイルノートの速度をテスト「LIFEBOOK WU2/H1」実機レビュー

2023年06月08日 09時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

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 富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU2/H1icon」は14型の超軽量モバイルノートPCだ。

 直販サイトの「富士通WEB MARTicon」では、Pプロセッサー、5G対応、64Whバッテリーなど幅広いカスタマイズ項目が用意されているのが売りのモデルで、今回はWindows 11 Home / Core i7-1355U / 32GBメモリー / 256GBストレージという構成のモデルを試用している。

 前回はディスプレー性能や独自アプリを解説した(「スッピンで会議に出られるAIアプリ搭載の超軽モバイルノート「LIFEBOOK WU2/H1」実機レビュー」)。今回はどのぐらいのパフォーマンスを発揮するのか、ベンチマークで検証していこう。

富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK WU2/H1」14万4600円

CINEBENCH R23のCPU(Multi Core)は7456ptsを記録
よりパワーが必要ならPプロセッサー搭載モデルを選ぼう

 まず「LIFEBOOK WU2/H1icon」のCPU性能については、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7456pts、CPU(Single Core)は1661ptsを記録した。

 低発熱、省電力に特化したUプロセッサーを搭載しているが、10コア/12スレッド、最大5.00GHz動作のCPUだけに、マルチスレッド性能は十分高い。

 これ以上のパフォーマンスが必要なのであれば、CPUがPプロセッサーになる5G対応モデル「LIFEBOOK WU2/H1 5Gicon」を選択しよう。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7456pts、CPU(Single Core)は1661pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは1811、Fire Strikeは4967、Wild Lifeは13597、Night Raidは15728となった。

 高性能な内蔵GPU「Intel Iris Xe Graphics」を搭載しているだけに、「LIFEBOOK WU2/H1icon」の3Dグラフィックス性能は優秀。3DMarkの推定ゲームパフォーマンスでは、「フォートナイト」で130~140fps以上のフレームレートと予測されている。同程度の負荷のゲームであれば、快適に楽しめるわけだ。

「3DMark」のTime Spyは1811

Fire Strikeは4967

Wild Lifeは13597

Night Raidは15728

 ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3580MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1982MB/sとなった。

 今回試用した「LIFEBOOK WU2/H1icon」には、「Micron_MTFDKBA256TFK-1BC15ABFA」が搭載されていたが、PCIe Gen4 x4接続のSSDとしては速度がやや抑えめだ。とは言えUプロセッサーのマシンであれば、実用上十二分な速度を備えている。

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3580MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1982MB/s

 総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは5722を記録している。PCMark 10の指標のひとつ「Office laptop(2020)」が4611なので、「LIFEBOOK WU2/H1icon」はその約124%相当のスコアとなる。

 Uプロセッサー搭載により薄型、軽量、長時間駆動が売りの本機だが、一般的な用途でパフォーマンスに不満を感じることはないはずだ。

「PCMark 10」の総合スコアは5722、Essentialsは10875、Productivityは7712、Digital Content Creationは6063

 最後に3Dゲームでのパフォーマンスをチェックしてみよう。「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7905(やや快適)だった。

 また、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(軽量品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは2979(やや重い)を記録している。

 FINAL FANTASY XVは3000以上であれば「普通」と判定される。実際ベンチマーク中の動きを見ていたかぎりでは、「LIFEBOOK WU2/H1icon」で実用的にプレイできると感じた。

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7905(やや快適)

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(軽量品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは2979(やや重い)

 「LIFEBOOK WU2/H1icon」において、Uプロセッサー搭載機を選ぶか、Pプロセッサー搭載機を選ぶかは悩ましいところだが、判断基準としてはクリエイティブ系アプリをどのくらいの頻度で利用するかで判断してよいだろう。

 オフィスアプリを中心に利用するならUプロセッサー搭載機、クリエイティブ系アプリをひんぱんに利用するのであればPプロセッサー搭載機を選ぶことをお勧めする。

LIFEBOOK WU2/H1 主なスペック
ディスプレー 14型(1920×1200ドット、ノングレア)
CPU インテル「Core i3-1315U」(6コア/8スレッド、最大4.50GHz)/「Core i5-1335U」(10コア/12スレッド、最大4.60GHz)/「Core i7-1355U」(10コア/12スレッド、最大5.00GHz)
グラフィックス Intel UHD Graphics(Core i3)/Intel Iris Xe グラフィックス(Core i5/i7)
メモリー 4GB(LPDDR5-5200)/8GB(LPDDR5-5200)/8GB(LPDDR5-6400)/16GB(LPDDR5-6400)/32GB(LPDDR5-6000)
ストレージ 約256GB/512GB/1TB/2TB SSD(PCIe Gen4)
内蔵ドライブ -
インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、マイク/ヘッドホン共用端子、有線LAN(1000BASE-T)、ダイレクト・メモリースロット(microSD対応)
通信規格 Wi-Fi 6E(2.4Gbps)、Bluetooth v5.1
内蔵カメラ フルHDウェブカメラ(プライバシーカメラシャッター付き、Windows Hello対応)/フルHDウェブカメラ(プライバシーカメラシャッター付き)
サイズ/重量 (W)308.8×(D)209×(H)15.8~17.3mm/約758g~878g
バッテリー駆動時間 25Wh:公称約11時間、64Wh:公称約29.5時間
OS Windows 11 Home/Windows 11 Pro

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