第30回 チームの共同作業がはかどる! Dropbox Businessを使いこなそう

モバイルでも図面確認、他形式のファイルともシームレスに扱えて便利!

建設業で人気! DropboxはAutoCADのDWGファイルもプレビューできる

文●柳谷智宣 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

提供: Dropbox

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 PCで設計図を作るためのツールであるCADは、建設、インテリア、製造、アパレルなど幅広い業界で活用されている。CAD製品のトップシェアは米Autodeskの「AutoCAD」だ。販売開始から40年を超え、日本でも多くの企業で利用されている。

 AutoCADの標準ファイル形式はDWG形式(拡張子は「.dwg」)だ。DropboxはAutoCADと連携させることが可能で、AutoCADのWebアプリ(AutoCAD Web)から直接、Dropbox上の.dwgファイルを開いて、シームレスに編集と保存、共有ができる。現在、世界中で数十億ものDWGファイルがDropboxに保存されているという。

世界中で利用されている定番CADソフト「AutoCAD」(画像はAutodesk社配布のサンプルファイルを開いたところ)

 ところで、.dwgファイルの内容を表示するためには、AutoCADの各種ライセンス(デスクトップアプリ、Webアプリ、モバイルアプリ)を購入するか、登録して無償のビューア(Windowsアプリ、Webアプリ)を使わなければならない。その準備ができていないPCやスマートフォン、タブレットで.dwgファイルを受け取っても、すぐに開くことができず困ったことになる。急いで図面を確認したいのに、表示可能なファイル形式に変換して再送してもらったり、ほかの誰かに転送して確認してもらったりすることになるわけだ。

 だが、こんなときもDropboxユーザーならば問題なしだ。特定の有料プラン(Dropbox Professional、Advanced、Enterprise、Education)を利用していれば、.dwgファイルの内容をDropboxでプレビューすることができるのだ。ほかのファイル形式と同様に、DropboxのWebアプリ(dropbox.com)やモバイルアプリでファイルをクリックするだけでプレビューできる。

 たとえば仕様書や指示書、見積書、画像/写真など、ほかのファイル形式のドキュメントとCAD図面をシームレスに扱える点も便利だ。どんなファイル形式であっても、アプリを切り替えることなくDropboxだけでプレビューできる。

ブラウザでDropboxを開き、.dwgファイルをクリック

すぐにプレビューが表示された

 プレビュー時には、画面下に表示されるツールバーで拡大/縮小したり、全画面表示にしたりすることができる。ほかのファイル形式と同じように、コメントやスターを付けたり、印刷をすることも可能だ。AutoCADを持っているメンバーと持っていないメンバーの間で、CAD図面を見ながらコミュニケーションができるのは便利だ。

ほかのファイル形式同様、.dwgファイルにもコメントが付けられる

 なお、Dropboxでプレビューできる.dwgファイルのサイズは100MBまでとなっている。CADデータは大きくなりがちなので、もう少し大きなファイルに対応してほしいところだ。

 CADデータをDropboxに置いておけば、設計者はどこからでもシームレスにアクセスして作業でき、その他のメンバーとも簡単かつセキュアに共有してコミュニケーションができる。Dropboxは数多くの建設会社や設計事務所で採用されているが、そうしたチームでの使いやすさ、便利さが人気の理由だろう。

(提供:Dropbox)

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