肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第830回
5月16日発売
丸亀製麺「シェイクうどん」の新スタイルに業界激震!?(シェイクだけに) 縦型カップで立ち食いしやすい
2023年05月11日 11時00分更新
ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。丸亀製麺が「シェイクうどん」という新商品を発表しました。うどんをシェイクするってどういうこと!? うどん界に革命をもたらすかもしれません。
シェイクする(振る)うどんが誕生
讃岐うどん専門店「丸亀製麺」は、テイクアウト専用の新商品「丸亀シェイクうどん」各種を5月16日に販売開始します。打ち立てうどんをシェイク(振って)して味わうというもの。
ポイントは“わくわく感”。テイクアウト商品はこれまで実用性が主役だったところ、一歩進化した「感動テイクアウト」という新コンセプトのもと、シェイクする楽しさをプラス。
丸亀製麺ではコロナ禍で中食の需要の高まりを受け、2021年4月に「丸亀うどん弁当」を売り出し、好調とのこと。今回は“アフターコロナ”を見据えたテイクアウト商品として、「新たなうどん体験」を目指したということです。
気になる味は5種類
丸亀シェイクうどんは、注文を受けてから一つ一つ手作り。つるつるもちもちのうどんに、特製だし、具材をカップに詰めて提供されます。メニューは全部で5種類あり、「梅おろしうどん」「明太とろろうどん」「ピリ辛担々うどん」「ごまだれサラダうどん」「ピリ辛担々サラダうどん」がラインナップされています。
価格は商品により異なり390円~740円。うどんのサイズは、すべて並(一玉)のワンサイズで、これからの季節にむけた“冷し”のみです。
ワンコイン以下から選べて手頃なのがうれしいですね。メニューのバリエーションも、さっぱり系からボリューム感あるものまで揃っていて抜かりないです。
ちなみに「ごまだれサラダうどん」と「ピリ辛担々サラダうどん」は、サラダリーフを使用しており、これが丸亀製麺のテイクアウト商品としては、初のサラダうどんです。
「梅おろしうどん」(390円)
ぶっかけうどん並(冷)に、梅・大根おろし・わかめの組み合わせ。酸味のある梅とみずみずしい大根おろしが水できゅっと締めたのどごしのよいうどんと相性抜群とのこと。
「明太とろろうどん」(390円)
ぶっかけうどん並(冷)に、明太子・とろろ・刻みのりの組み合わせ。明太子の辛みがとろろのまろやかさと相まって打ち立てうどんに絡んでたまらないとか。
「ピリ辛担々うどん」(490円)
ごまだれぶっかけうどん並(冷)に、店内仕込みの担々肉みそと、刻みのりの組み合わせ。担々肉みそは鶏と豚の合わせそぼろで、麻辣がきいた辛めの味付け。ごまだれぶっかけだしのコクとラー油の辛さが食欲をそそる仕立て。
「ごまだれサラダうどん」(590円)
ぶっかけうどん並(冷)に、サラダリーフ・ごまドレッシングの組み合わせ。シャキシャキの野菜ともちもちのうどん、ごまドレッシング、ぶっかけだしが相性抜群でさっぱりと味わえる一杯。
「ピリ辛担々サラダうどん」(740円)
ごまだれぶっかけうどん並(冷)に、担々肉みそ・サラダリーフの組み合わせ。彩り豊かなシャキシャキ食感の野菜ともちもちのうどんに担々肉みそとラー油の辛さがやみつきになるということ。
シェイクしてきました!
事前に開かれた発表会でいち早くシェイクして実食することができました。
試食で提供されたのは「ごまだれサラダうどん」。
手順は簡単。特製だしと具材がすでに入っているので、食べる前にカップごとうどんをシェイクするだけ。ただし、シェイクの前に蓋がちゃんと閉まっていることを確認し、蓋をしっかりと押さえながら上下に振るのが基本的な手順です。
振るうどん食べに来ました
— ナベコ🍶 (@wagomunabe) May 9, 2023
(蓋は押さえながら振ったほうがいいらしい) pic.twitter.com/QTMoCwycxa
筆者は、スマホを片手に持ちながらシェイクしようとしたところ、シェイクに夢中になりすぎてうっかり蓋が飛んでしまいそうな事態になりました。そのため、両手でしっかりとカップを押さえ、丁寧にシェイクすることが推奨されます。
実際にシェイクするとなかなか具材が混ざらない……! サラダリーフが入っているからでしょう、具材が大きくて混ざりにくいという印象です。
実は、食べる前にスタッフさんにオススメの振り方(回数を)尋ねてみたところ、「個人的には10回以上のシェイクがオススメ」とのアドバイスをいただいておりました。なるほど、確かに少なくとも10回、多くて20回、30回としっかりシェイクが必要です。シャカシャカポテトより本気出さなきゃダメです。
うどん♪シェイク♪うどん♪シェイク♪
まるでディスコへいったような気分に……なりませんでした。すみません、大袈裟で。マラカスではなくうどんですからね。高揚するというより蓋がはずれないかのヒヤヒヤで我にかえったくらいです。
ちなみに小刻みに上下に振るだけでなく、カップを上下反転させるのも混ざりやすくてありでしょう。もちろん蓋が締まっているかの確認はしっかり。あと強く振りすぎるとはずみで蓋が飛びます。うどんを飛ばしてマンガみたいに頭から麺をかぶりたくなかったら本当に気を付けて。
さて、ある程度混ざったらいただいてみましょう。
通常、丸亀製麺のメニューではうどんが主役であるため、野菜が少ない印象がありますが、サラダうどんは見た目からしてグリーンが一杯。口にするとシャキシャキした食感が飛び込んできます。麺はふだんの丸亀のうどんと同じですが、シェイクしたことでまろやかなごまだれがまんべんなく絡んでいて最初から味わいしっかり。つるつると食べ進めがいいです。
さらに、縦型のカップなので片手でも持ちやすいのがポイント。
丸亀製麺でもともとあった「丸亀うどん弁当」の場合、おだしの小袋を開けたりする必要があるので、テーブルに置いて落ち着いていただくのがベターでしたが、それに対して丸亀シェイクうどんは、立ったたままでも難なく食べられちゃうという。これは革新的ではないですか!
例えば、行列に並んでいる最中でも食べやすい
これは丸亀製麺の商品に限らず、うどん界全体としても画期的では。コンビニのうどんもフィルムが入っていたりするので食べる前に取り除く必要がありますが、丸亀シェイクうどんはカップの蓋を開けたらすぐにいただけます。手間が少なくてスムーズ。
つまり屋外で食べるテイクアウト商品としてもなかなか便利。広い公園や心地よい川辺、はたまた、チケット待ちの行列や、刑事の張り込みなど(妄想)様々なシーンでうどんが気軽に食べられるでしょう。
編集部に行ったら座席がすべてジサトラの機材で占領されていたとしても、シェイクうどんなら片隅でスマートに立ち食いできますよ(うっかりうどんを暴発させてて機材にかけるなんてことはしませんよ、ええ)。
シェイクうどんの発売は5月16日から。文字通りうどん界がふるえるのかな?
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