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アスキー画像生成AIイラスト研究会 第3回

同じキャラクターを様々なイラストで使うには?

画像生成AI「Midjourney」で特定のキャラクターを様々なシチュエーションで活躍させる方法

2023年05月01日 11時00分更新

文● ムラリン/編集 ASCII

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 今回はMidjourneyを使って、特定のキャラクターをさまざまなシチュエーションで活躍させる方法を探ってみたいと思います。

 この記事の執筆にあたっては、Christian Heidorn氏のこちらの記事「Creating Consistent Characters in Midjourney v5」に書かれているメソッドを参考にさせていただきました。Christian Heidorn氏はこのほかにMidjourneyを使った様々な実験を行なっており、非常に興味深い記事が多くあります。ご興味のある方は一読をおすすめします。

基本となるキャラクターをつくる

 さて、ではこの「Consistent Characters in Midjourney v5」メソッドに従って、キャラクターメイキングをしていきたいと思います。今回の主役は、ツンツンした赤毛の10歳の元気な男の子にしたいと思います。日本のアニメとディズニーアニメをミックスしたようなタッチで、にじジャーニーを利用して作って、さらに[--style expressiv]パラメーターで西洋風アレンジも加えていこうと思います。

1stプロンプト
Fusion of Japanese and Disney animation styles, frontal close-up on white background, cheerful 10-year-old boy, tousled red hair only --niji 5 --style expressiv

ベースとなるキャラの模索

 同じプロンプトで何回か生成を繰り返します。

ベースとなるキャラの模索その2

ベースとなるキャラの模索その3

ベースとなるキャラの模索その4

 できあがった候補の中から、気に入った顔を3~4枚ほど選びます。ばっちり同じ顔に見えなくても大丈夫ですが、表現したい特徴が共通していることと、顔の向きや角度など、ある程度バリエーションがあったほうがいいように思います。今回はこちらの4枚を選びました。

 これらの画像プロンプトを加え、さらにもう一度、同じプロンプトを実行します。

2ndプロンプト
画像1のURL 画像2のURL 画像3のURL 画像4のURL Fusion of Japanese and Disney animation styles, frontal close-up on white background, cheerful 10-year-old boy, tousled red hair only --niji 5 --style expressiv

 まだ少しバラツキがありますが、概ね狙った男の子が出てくるようになりました。特に左下の3番の男の子はいい感じです。続いて、彼に横を向いてもらいましょう。2ndプロンプトの一部を書き換えます。[frontal close-up] → [head shot from the side]

3rdプロンプト(横向き)
画像1のURL 画像2のURL 画像3のURL 画像4のURL Fusion of Japanese and Disney animation styles, head shot from the side on white background, cheerful 10-year-old boy, tousled red hair only --niji 5

 右向きの顔ばかりだったので左向きの画像も欲しいです。 [head shot from the side]→ [head shot from the left side]

4thプロンプト(左向き)
画像1のURL 画像2のURL 画像3のURL 画像4のURL Fusion of Japanese and Disney animation styles, head shot from the left side on white background, cheerful 10-year-old boy, tousled red hair only --niji 5

 左向きを描くの苦手なんでしょうか。右利きの人が自分で顔を描くときは右向きのほうが難しい気がしますが、AIは左利きなんでしょうか。髪型的に難しいとかなんでしょうかね。でも何枚か左向きのがあったのでこれを採用し、さらにもう一度同じプロンプトを利用したら左向きの横顔が出てくれたので、こちらでいよいよ最終サンプルを作ります。最終サンプルとして採用したのがこちらの4枚。ここから先は基本的にずっと同じ画像プロンプトを参照させます。

 画像プロンプトを入れ替えて、再度、スタンダードなヘッドショットを取得してみましょう。

5thプロンプト(最終調整版キャラシート)
新・画像1のURL 新・画像2のURL 新・画像3のURL 新・画像4のURL Fusion of Japanese and Disney animation styles, on white background, head shot of cheerful 10-year-old boy, tousled red hair only --niji 5

新しいキャラクターのヘッドショット

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