このページの本文へ

TOEIC公式認定証がデジタル化、紙の発行を廃止へ

2023年04月20日 17時50分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デジタル公式認定証

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は4月20日、TOEIC Program公開テストにおいて、ブロックチェーン技術を活用したデジタル公式認定証の提供を開始することを発表した。大規模検定試験におけるデジタル公式認定証の発行は日本初としている。

 公式認定証が使用される入試や就職などのシーンにおいて、ウェブでの出願やエントリーが主流となってきた現在、同協会では紙で発行してきた公式認定証のデジタル化を検討していた。そして今回、ブロックチェーン技術を活用することで、紙の公式認定証の偽造防止と同程度に改ざんを防止できるデジタル公式認定証を発行することが可能となった。デジタル公式認定証の導入により、スコアがオンラインでも提出できるようになり、TOEIC Programの利便性向上が期待できるという。

公式認定証の紙からデジタルへの移行期間について

 なお、紙の公式認定証からデジタルへの移行期間については、2023年度に実施する公開テストについては従来どおり発行し、2024年度以降は紙の発行を廃止する予定としている。詳細は、2023年度中に公式サイトで案内される予定。

 デジタル公式認定証は、試験日から19日後にTOEIC申込サイトのログイン後のページに表示されるURLから確認でき、ブロックチェーン技術により改ざんされていないことが証明された状態で、試験日から5年間表示される。5年経過後はURLをクリックしても非表示になる。

 また、5年以内であれば、デジタル公式認定証をPDFで何度でもダウンロードできるが、企業・大学等での利用については受験者自身で確認する必要がある。

利用イメージ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン