凸版印刷、「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」第1弾としてNFT保有者にコミュニティー参加権を付与できるNFT認証ツール「HAYACAWAわん」を提供開始

エンタープライズ向けNFT認証シリーズの概要と「HAYACAWAわん」画面イメージ　© TOPPAN INC.

　凸版印刷は4月10日、企業などのマーケティングにおけるNFT活用を支援する「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の提供を開始した。

　第1弾としてScalablyの協力のもと、企業などが発行する特定のNFTを保有した人にコミュニティー参加権を付与できる“はやくてかわいいNFT認証ツール”「HAYACAWAわん」の提供を開始した。コミュニティー参加権という特典の付与により、企業はファンとの直接的なコミュニケーションや参加者限定キャンペーンの実施などが可能となり、ファンにとってのNFT保有価値向上を支援する。

　なお、同社のソリューションはHAYACAWAわんは提供開始に先立ち、メタバース空間上に開設した「バーチャルトーハク」にて開催された東京国立博物館創立150年記念バーチャル展示「エウレカトーハク！◉89」で、NFTアート作品の購入者特典の付与を行なう認証システムとして採用されている。

　HAYACAWAわんは、特定のNFT保有ユーザーのみが参加できるDiscordチャンネルを作成し、対象のNFT保有者への認証完了後にコミュニティーへの参加権を付与できるツール。本ツールの活用により、NFTを起点としたブランドやアーティストなどのファンが集まるコミュニティーを安全に形成できるという。

　従来のコミュニティー構築ではメールアドレス等個人情報を取得、保管し、ユーザー認証する必要があったが、本ツールでは購入したNFTの情報が格納されているウォレットに一時的に接続するだけでユーザー認証が可能。個人情報の管理負荷やセキュリティーリスクを抑えつつ、安全・安心に利用できる。また、ツールは親しみやすいビジュアルと誰でも操作が分かりやすいUI設計により、企業の導入を促進。
　
　凸版印刷のWEB3専門組織「web3 Marketing Unit」が、NFT企画、ユーティリティー計画、コンテンツ制作、NFT発行、NFT販売支援、NFT無料配布、NFT認証ツールの提供までトータルでサポートすることが可能で、同社がこれまで企業のマーケティング支援やNFT事業参入支援などで培ってきたノウハウを活用し、ユーザーに高品質なWEB3体験を提供。

　価格は、NFTの発行・販売・配布を凸版印刷が受託した場合は付帯サービスとして利用料無料で提供（初期設定費は別途御見積、ツール単体で利用希望の場合は別途御見積）。

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