学生たちの日常 第24回

西新宿初心者が行く!~vol.5 新春!桜舞う熊野神社~

文●ぐっち

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 皆さん、こんにちは!

 木曜日にお届けする「学生たちの日常」では、工学院大学に通う学生たちが過ごす、西新宿でのそれぞれの日常をお伝えします。

 

 今回は、私「ぐっち」(4年生/建築学部・建築デザイン学科)が、西新宿初心者の目線から、まちあるきの様子をお届けします。

前回の記事はこちら!
西新宿初心者が行く!~vol.4 三角広場でイベント巡り ~

過去の記事はこちら
学生たちの日常

 皆様、新しい春がやってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。新生活が始まる方、身の回りの環境ががらりと変わる方も多くいらっしゃると思います。私はこの春から大学4年生です。そして、「学生たちの日常」の連載を始めさせていただいてから1年経ちました!西新宿で過ごして1年、すっかり慣れたかと思いきや、まだまだ知らない場所、行ってみたい場所がたくさんあります。皆様には、今年度も西新宿の魅力を初心者の新鮮な目線でお届けできたら幸いです。

 まずは、今回のお散歩の相棒曲をご紹介します。「UNISON SQUARE GARDEN」さんの『シャンデリア・ワルツ』。自分の内に秘めた感情をまるごと肯定してくれるような曲で、私は自分に自信がなくなるといつもこの曲に助けてもらいます。これから新生活が始まる方、大きな期待とともにちょっぴりの不安もあると思います。そんなときは、「シャンデリア・ワルツ」を聴いてみてください。きっと勇気をもらえるはずです。

 今回は、熊野神社を訪れることにしました。年度の切り替わる時期なので、私たちの所属する「まち開発プロジェクト-Smart Tech-」の活動が充実したものになるよう、西新宿の神社でお祈りしようというわけです。熊野神社は、工学院大学から新宿中央公園を通るとその先にあります。

 中央公園では丁度桜が満開だったため、多くの人が花見を楽しんでいました。レジャーシートを敷いて桜を見る人、公園内で写真を撮る人、ベンチに座ってお弁当を食べる人などでかなり賑わっていて、ちょっとしたお祭り気分です。桜を眺めつつ公園の奥へ進んでいくと熊野神社の入り口が見えてきました!

 中に入ると、立派な桜の木と本殿がお出迎えしてくれます。外国の観光客の方や、お花見に来た方がちらほら見受けられました。早速、10円玉を握りしめてお参りです。二礼、二拍手、一礼。しっかりお祈りしてから、立ち去ろうとしたらこんなものが!

 「新宿さくらMAP」と、熊野神社が発行している社報「花笑み」です。「新宿さくらMAP」には、新宿区のさくらの見所スポットの場所が詳しく掲載されていました。西新宿以外のスポットも合わせると14か所あり、とても周りがいがありそうです。「花笑み」には、神社での出来事や、御朱印の情報、宮司さんのご挨拶が掲載されていました。西新宿は大きなビルが多く、個人的に生活感を感じづらい場所だというイメージがありましたが、「花笑み」を読むと、私の住んでいるまちと何ら変わらない、西新宿の”素の表情”が見えました。

 熊野神社は、室町時代の応永年間(1394~1428)に鈴木九朗という方が、故郷である紀州の熊野三山より十二所権現をうつし祀ったものと伝えられているそうです。十二社と昔から深いかかわりを持ち、今もなお地域住民の拠り所となる熊野神社は、西新宿の護り神ともいえる存在なのではないでしょうか。桜舞う新春の季節、新たな気持ちでスタートをきれるよう熊野神社に足を運んでみるのはいかがでしょうか。

文/ぐっち

2000年生まれ。工学院大学建築学部・建築デザイン学科。散歩が好きで、「山手線巡りの旅」と称して、1日に40キロメートルほど歩いたこともある。趣味は、音楽を聴くこと。ロックが大好物。西新宿初心者が感じた、西新宿のまちの魅力についてお届けします!