このページの本文へ

G-Master Velox II Intel Editionをレビュー

厳選PCパーツの鉄板ゲーミングPC、13900&RTX 4070 Ti構成なら4K高画質でも怖くない

2023年04月05日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: サイコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

空冷CPUクーラーが実力を発揮できるエアフロー

 G-Master Velox II Intel Editionの標準CPUクーラーは、Noctuaの「NH-U12S redux」。大きなヒートシンクを搭載するサイドフローモデルで、空冷式ながらも高い冷却性能と静音性の高さで人気があるモデルだ。

 背面のPCケースファンと平行になるように配置し、CPUクーラーから出た熱風をすばやくPCケース外に排出できるようになっている。

PCケースファンと並ぶように配置することで、PCケース内に熱がこもりにくくなる

 しかし、標準構成のCore i5-13400Fならこれでも十分だが、今回の試用機材ではCore i9-13900に強化されている。24コア/32スレッドで最大5.6GHzの高性能CPUだけに、問題なく冷やせるのか不安は残る。のちほど検証してみよう。

 PCケース内のエアフローを考えた場合、背面から効率良く排気するには前面からの吸気も考える必要がある。G-Master Velox II Intel Editionでも当然この点は重視されており、120mmファンを2基搭載している。

2基の120mmファンを前面に搭載。配置はCPUクーラーやビデオカードにそれぞれ合わせてある

 取り込んだ冷たい外気は、直接CPUクーラーとビデオカードに当たるよう位置が調整されており、少しでも効率良く冷やせるよう考えられている。これらのファンも裏配線が徹底されており、PCケース内に余分なケーブルが見えないようになっている。

 電源ユニットはカバーで隠され、PCケース内部が明確に区分けされている。この電源ユニットの吸気は底面。底面はホコリを吸い込みやすいが、脱着式フィルターでしっかりガードできる。

電源ユニットはPCケース下部に装着。底面吸気だがフィルターでホコリの吸入を防いでいる。フィルターはスライド式で簡単に脱着できるので、メンテナンスもラクだ

 なお、PCケースの天板は排気口がなく、前面もフロントパネルの側面にしか吸気口がないので、静音性もすばらしい。さらに、サイドパネルの内側に吸音フォームが貼り付けてあり、振動によるビビリ音も少ない。エアフローを重視しながら、静音性までしっかり考えられているわけだ。

 ちなみに、背面は音が多少漏れたところで耳に届かないこともあり、通気性を重視した構造だ。PCケースファンや拡張スロット周辺に広がる通気口のデザインも洒落ている。

拡張スロットのカバーやその周辺も通気口になっており、エアフローを重視していることがわかる

 サイドパネルが強化ガラスなら、せっかくなのでPCの内部をライトアップしたい。そんな時はケースオプションの「ARGB発光システム(LEDストリップ2本)」を追加しよう。PCケースカラーが標準のホワイトだと、内部全体がキレイに光るのでオススメだ。LEDの色は自由に変えられるので、好みの色に変更してみよう。

アドレサブルRGB LEDストリップは2本だけでも、十分内部を明るく照らしてくれる

シンプルな光らせ方なら上品な雰囲気も演出できる

カテゴリートップへ