マイクの音質にも注目! 「Sonarworks SoundID」も利用可能

1日中使える軽さと駆動時間、2.4GHzとBluetooth両対応のCORSAIRゲーミングヘッドセットが高コスパ過ぎた

2023年03月17日 11時00分更新

文● 松野将太 編集●八尋/ASCII
提供: CORSAIR

専用レシーバーとBluetooth接続が選択可能
軽快な取り回しを実現

シンプルなデザインが好印象

 「CORSAIR HS65 Wireless」は、製品名末尾に「Wireless」と付くとおり、パソコンやPlayStation 5などにワイヤレス接続して利用するヘッドセットだ。接続方法は付属の専用USBレシーバーと、Bluetoothの2択となる。

 本体の充電にはUSBケーブルによる有線接続を使用するものの、有線データ通信には対応していないため、その点は注意する必要があるだろう。なお、CORSAIRから同日発売されたモデルとして「CORSAIR HS55 Wireless」があるが、そちらは本製品の一部機能をオミットした下位モデルという位置づけだ。

イヤーバンドには「CORSAIR」をプリント

イヤーカップ部分にはメーカーロゴがある

 本体の外観はゲーミング向け製品としてはかなり落ち着いており、これまでにも「VIRTUOSO」シリーズのようなオーディオ機器然としたゲーミングヘッドセットをリリースしてきた、CORSAIRらしさが感じられる。RGB LEDなどの目立つ装飾は使われておらず、単体で見るとシンプルすぎるような気がするのだが、実際にゲーミングデバイスと並べてみると、ほどよく丸みを帯びたデザインがよく馴染むのは好印象だ。

 カラーバリエーションはホワイト・ブラックの2色をラインアップしているため、単純に好みの色を選んでもいいし、使用環境との兼ね合いで選択する余地もある。同じCORSAIRのデバイスとはもちろん、ほかのメーカーのデバイスと一緒に使用しても、見栄えのいいゲーミング環境を構築できそうだ。

イヤーカップ右側には電源ボタン、Bluetoothのペアリングボタンを配置

イヤーカップ左には物理ミュートボタンとボリュームコントロールダイヤル。Type-Cポートは充電ケーブル接続用

イヤーパッド部分にはソフトファブリック素材と形状記憶フォームを使用。長時間の使用でも快適な使用感を実現している

 本体サイズはおよそ幅87×奥行184×高さ193mm。金属部分はアルミニウム素材で本体重量は275gと、バッテリーを内蔵するワイヤレスゲーミングヘッドセットとしてはかなり軽量な部類に入る。構造上ケーブルの重みも加わらず、引っ張られることもないため、スペック上の数値以上に軽さを感じやすいだろう。耳に接触するイヤーパッド部分にはソフトファブリック素材と形状記憶フォームを使用していることもあって、長時間のゲームプレイでも疲れにくく、快適な装着性を実現している。

 さらに大きな特徴として、満充電で最大約24時間、Bluetooth接続時には最大37時間と比較的長時間のバッテリー駆動を実現。通信範囲も2.4GHz接続で最大約15メートル、Bluetoothで約9メートルと、少しパソコンやゲーム機から離れるぐらいであれば、装着したまま移動できる。一度ワイヤレス製品を使ってみると感じられることだが、ケーブル自体の重さや稼働範囲から解放されるのは大きなメリットといえるだろう。

 跳ね上げ式の無指向性ブームマイクは左イヤーカップの下部に接続されており、取り外しはできない設計。周波数特性は100~10kHzで、感度は-40dB(+/-3dB)。マイクを跳ね上げた際に自動で音声がミュートされるフリップミュート機能を搭載しており、少しミュートをしたい場面では重宝する。

ブームマイクは取り外し不可の跳ね上げ(フリップ)タイプ

フリップ時は自動でミュートになる

側圧は強くはないが十分で、軽量なため長時間の装着にも向く。ちょっとした離席時にも立って歩けるのはワイヤレスならでは

 左イヤーカップ後部には物理ミュートボタンも用意されているので、マイクをフリップせずミュートも可能だ。なお、同じ左イヤーカップの下部にはボリュームコントロールダイヤルが配置されている。総じて操作系はシンプルであり、それだけに使い勝手は良好といえる。

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