日本はiPhoneを使っている人が多いこともあり、スマートウォッチにはApple Watchを選ぶ人が多いようです。しかし、「スマートバンド」「フィットネストラッカー」などと呼ばれる、リストバンド型のウェアラブルデバイスを選ぶ人も少なくありません。スマートバンドは、スマートウォッチより軽量・小型で価格も手頃。また、機能も充実する傾向にあります。
スマートバンドの売れ筋モデルとして、シャオミの「Xiaomi Smart Band」(旧名称は「Mi スマートバンド」)が挙げられます。2022年7月に発売された「Xiaomi Smart Band 7」は6990円という安さながら「これで十分」というユーザーが多いようで、売れ行きは上々とのこと。10月には上位モデルの「Xiaomi Smart Band 7 Pro」も発売されました。こちらはSmart Band 7よりも画面が大きく、価格は2倍以上の1万4800円。どちらを選ぶべきかを迷っている人もいるのでは? そこで、Smart Band 7 Proには価格相応の付加価値があるのか? それとも、やはりSmart Band 7で十分なのか? 2モデルを使い比べてみました。
Smart Band 7のほうが軽いが
実はSmart Band 7 Proのほうが薄い
パッと見ではSmart Band 7のほうが小さく、装着感がいいように思いがちですが、実際に腕に巻くと、どちらにも一長一短があります。Smart Band 7の本体は13.5gですが、バンドを付けた状態では25g(筆者の計測値)あります。本体に12.25mmの厚みがあるので、「意外と存在感がある」と感じる人もいるでしょう。
一方、Smart Band 7 Proは、本体が20.5gで、バンドを付けた状態で筆者が測った重さは31gでした。Smart Band 7よりも重いものの、実際の装着感としては、そんなに差は感じません。Smart Band 7 Proの厚さは11mmと薄いので、むしろ軽く感じたくらいです。
バンドはSmart Band 7が穴にカチッとはめて留めるタイプで、Smart Band 7 Proは一般的な穴留め式。留める際に穴が見えるSmart Band 7 Proのほうが使い勝手は良いと感じました。
どちらも1日ずっと着けていても気にならない軽さ。手首へのフィット感や安定感はSmart Band 7 Proに軍配が上がるように感じましたが、横幅が細いSmart Band 7はブレスレットの感覚で、ほかのアクセサリーと組み合わせて使うこともできそうです。