前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

JN-V315UHDRをレビュー

そんなに安くて大丈夫?4万円切り31.5型4Kディスプレーを検証

文●宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

PCだけではなくゲーム機などもつなぎたくなる31.5型4Kモデル

 実際にJN-V315UHDRでゲームを遊んでみた。PCでは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」(以下、FFXIV: 暁月のフィナーレ)で試したが、31.5型4Kという仕様は、かなり画面を広く見渡せた。色味もキレイで、特に森などの緑色の発色がすばらしい。

 このあたりは、ハーフグレアタイプの恩恵と言ってよさそうだ。同タイトルであれば、リフレッシュレート60Hzでも問題なく、応答速度も5msで不満を感じることはまったくなかった。PlayStation 5でも同タイトルをプレイしてみたが、発色の良さはPCと遜色がなく、4Kで広い画面サイズも心地いい。

 Nintendo Switchでは、4K出力ができないためフルHDゲーミングになってしまうが、31.5型に映し出される「ポケットモンスター バイオレット」はなかなかのインパクトで、色味も良好だった。このように、PCやPlayStation 5、Nintendo Switchなど、1台の液晶ディスプレーに複数の機器を接続する場合、入力端子を豊富に備えるJN-V315UHDRはかなり魅力的だ。

 冒頭でも触れたように、これだけ豊富な機能を備えながらも、4万円でお釣りが来る価格設定がすばらしい。安価でありながら、品質も機能性もここまで良好な製品はなかなかない。

 もちろん、リフレッシュレートが60Hzまでになる点は、FPSやTPSのコアなゲーマーにとっては不満かもしれない。しかし、ライトに遊ぶ程度であれば、JN-V315UHDRでも十分だろう。そして、RPGやRTSであれば、31.5型と4Kによる大画面の恩恵は大きく、事務用途でも活きてくることは間違いない。

 最近では、テレビの代わりに液晶ディスプレーにAmazonの「Fire TV Stick」のような映像出力デバイスを接続して、動画配信サイトを楽しむといった使い方も増えてきている。そういった用途でも、JN-V315UHDRがもたらす美しい映像は多くの人が満足のいくものだろう。

 PCだけではなく、ゲーム機などのその他のデバイスを1枚の液晶ディスプレーで運用したい人であれば、JN-V315UHDRはかなりオススメだ。特にコストパフォーマンスにこだわりたい人であれば、なおさらである。

JN-V315UHDRの主なスペック
パネル 31.5型VA(半光沢)
解像度
(アスペクト比)
3840×2160ドット(16:9)
表示色 10.7億色
輝度 350cd/m2
コントラスト比 3500:1
視野角 170度(水平)/170度(垂直)
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 5ms(オーバードライブ時)
インターフェース HDMI 2.0、HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2、オーディオ出力ほか
スピーカー 2W×2
チルト -5度~+15度
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ(スタンドを含む)/重量 718(W)×190(D)×493(H)mm/約5.6kg
その他 AMD FreeSync、HDR 10、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 3万9980円

■関連サイト

■Amazon.co.jpで購入
前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2021年
08月
09月
10月
2020年
06月
07月