「たてもの」と「まち」のイノベーション第15回

赤道直下に住まう「GREEN FLOAT」:

「海に浮かぶ100万人都市」清水建設のとんでもない構想

文●ASCII 漫画● ほさかなお

提供: 清水建設株式会社

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2025年には「浮体第1号」実現か?

── 地球環境も重要なんですが、釣り人天国ができるとか、いい感じのコワーキング的なスペースができるとか、そういうはっちゃけた話が聞きたいんですがどうですかね。

吉田 えーーと……来年取材に来ていただければ。

── どういうことですか。

吉田 実はもっと面白い次の技術開発をしていて、来年実証実験をします。

── え、何ですかそれは。

吉田 GREEN FLOATはコンクリートの施工技術伝承としてやってきましたが、次の世代に向けるようなものをやろうということでまったく違う浮体を考えています。

── なんと。ハニカム構造とかこれまでのアプローチではなく?

吉田 そのあたりをすべて変えて、もっと簡単に浮くものを考えています。

── ほおお〜。何でしょうねそれは。まあ中に空気が入れば浮くからなあ。

吉田 世の中にないものをということで若手中心にやってますんで。

── 何なんですか?

吉田 まあまた来年のお楽しみということで……。

── 事業化はどんなスケジュールになるんでしょうか。

吉田 来年発表するものがうまくいけば注目を浴びると思うので、そこでなんらかの案件が受注できれば、小型なので2年もあれば実現できますね。

── となると2025年ですか?

吉田 実は2008年時点のコードネームが「トライ2025」だったということもあり、個人的な思いとしては2025年までに小さくてもGREEN FLOATは浮かべたいなと。2008年から同じ質問を何度もされていて、だいぶ狼少年になっているところはありますが……。

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