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高負荷時でもGPU温度65度未満の強力冷却!

GIGABYTEのAORUS GeForce RTX 4080 16GB MASTERは狙い目OCモデル

文●松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 日本ギガバイト株式会社

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Core i7-13700K&Z790マザーで性能を検証

 ここからはGV-N4080AORUS M-16GDの性能や安定性、消費電力などをチェックしていこう。検証環境は、CPUは第13世代インテルCoreプロセッサーの「Core i7-13700K」、マザーボードは「Z790 AORUS MASTER」を用意。ほかはなるべく同社のAORUSブランドで揃えてみた。GeForceのドライバーはテストドライバーの「526.72」で、OSはWindows 11(22H2)になる。

検証環境
CPU インテル「Core i7-13700K」(16コア/24スレッド、最大5.4GHz)
CPUクーラー GIGABYTE「AORUS WATERFORCE X 360」(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「Z790 AORUS MASTER」(インテルZ790、E-ATX)
メモリー GIGABYTE「AORUS Memory DDR5 32GB GP-ARS32G52D5」(16GB×2、DDR5-5200)
ビデオカード GIGABYTE「AORUS GeForce RTX 4080 16GB MASTER GV-N4080AORUS M-16GD」(GeForce RTX 4080、16GB GDDR6X)
ストレージ GIGABYTE「AORUS GP-AG41TB」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
電源ユニット Thermaltake「TOUGHPOWER GRAND RGB PLATINUM 1050W」(1050W、80 PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2)

 まずは、3D描画性能を測定する定番ベンチマークソフト「3DMark」の結果から。

3DMarkのスコアー

 GeForce RTX 4080 Founders Editionのベンチマーク記事と比べてみると、CPUがグレードダウンしているためか、「Time Spy Extreme」の数値は若干想定よりも低かった。しかし、その他のテストでは極めて良好なスコアーだった。

 特に「Fire Strike」のような比較的軽量なテストでは、動作クロックをOCしているぶんの上積みがしっかり出ている。ハイエンドクラスGPU搭載カードの場合、できるだけ高性能なファクトリーOCモデルを狙っている人も少なくない。GV-N4080AORUS M-16GDは本命にしてもいいだろう。

 続いて、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストでチェック。描画品質を「最高品質」に設定し、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3種類で計測を実施した。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークのスコアー

 4K・最高画質設定でも、最高評価になる「非常に快適」ライン(15000スコアー)をあっけなく超えてしまった。レポートによると、平均フレームレートはフルHD時で272.3fps、WQHD時で235.9fps、4K時で144.2fpsとこちらも超快適。このタイトルなら、4K・144Hzのゲーミングディスプレーをフル活用できるだろう。

 GPU温度とシステム全体の消費電力もチェックしておこう。GPU温度は3DMarkの「Time Spy」実行中に計測。消費電力は起動後10分間何もせず放置した状態を「アイドル時」、Time Spy実行中の最高値を「高負荷時」とした。なお、計測はワットチェッカーで行っている。

Time Spy実行時のGPU温度

 ビデオBIOSは工場出荷時のOCモードだが、GPU温度は低負荷時で30度台半ば。負荷をかけた場合でも65度未満。冷却能力は十分に高いと言えるだろう。この後、続けて複数のベンチマークを動かしても全然上がらなかったので、長時間運用でも大きな問題は出ないと思われる。

システム全体の消費電力

 消費電力に関しては、アイドル時の消費電力は75W程度。高負荷時のピークは494Wと、ほぼ500Wが間近に見えている。電源ユニットは推奨通り、容量850W以上の製品を用意したほうが無難だろう。なお、電力変換効率は負荷50%付近を頂点に落ちていくので、1000Wクラスならなお良いかもしれない。

まとめ:強力冷却でOC動作も安定しているモンスターカード

 GV-N4080AORUS M-16GDは、GeForce RTX 4080の強力なパフォーマンスを安定して発揮できるビデオカードだ。ただでさえ高いGPU本来の性能に加え、OCによる上積みで5年は最新AAAタイトルを快適に楽しめると思われる。この世代から刷新された冷却システムで、負荷をかけた際の温度が低めに抑えられている点もすばらしい。

 また、WQHDや4Kといった高解像度ゲーミングはもちろんのことだが、GeForce RTX 4090と同様、ハードウェアデコーダーのNVEncを2基搭載しているので、クリエイティブな用途でもおおいに活躍してくれることだろう。GeForce RTX 4080搭載ビデオカード、とりわけファクトリーOCモデルの購入を検討している人にオススメしたい。

(提供:日本ギガバイト株式会社)

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