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私→WRC 第30回

愛知県出身アイドル・寺坂ユミが初観戦のラリージャパンの興奮とファンの温かさをレポート

2022年11月20日 12時00分更新

文● スピーディー末岡 モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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東岡崎のギャラリーSSで競技を初観戦!
その音と実況に興奮

 クルマが出て行ってしまったので、せっかくなら岡崎のSSS(スーパースペシャルステージ、ギャラリーが入れるSS)にみんなで行こうということになり、初めて会うレースクイーンのみんなと仲良く東岡崎へ移動します。一般道を移動するわけですから、当然途中でラリーカーに遭遇します。

 「Twitterでも街中を走るラリーカーの写真がたくさん上がってたから見てたんですが……、実際に見るとめちゃめちゃ興奮しますね! 普段自分たちが走っている道路にラリーカーがいるっていう非日常感がすごいです。沿道で旗振って応援してる人もいて、サービスパークやギャラリーには行けなくても、こうやって応援できるってラリーならではですよね?」と、なかなか鋭いゆみちぃ。まさに、そのとおりで、サーキットのレースとはまた違った観戦スタイルがラリーの面白さでもあります。

やってきました東岡崎!

レースクイーンとアイドル、似た職業だからかすぐに打ち解けました(撮影:寺坂ユミ)

 さて、会場となった東岡崎SSSに到着です。先に入ってたチーム関係者と合流して、川原に設置された特設コースに向かいます。ゆみちぃ以外には、普段はレースクイーンだけどラリーはメカニックの荏崎ろあさん、ウェルパインモータースポーツのレースクイーンである桐嶋しずくさん、チームのスポンサー「EXEDY」のレースクイーン・瀬谷ひかるさん(SUPER GTの記事でも度々登場しています)、現在はRQは引退して裏方に回っている香月かわなさん(今年のペリ騒ぎで結婚発表をして話題をさらった)という、なかなかに豪華なメンバーが集結しました。筆者を含め、オジサンも何人かいましたが、割愛させていただきます。

左から荏崎ろあさん、香月かわなさん、桐嶋しずくさん、ゆみちぃ、瀬谷ひかるさん。女子率の高いウェルパインモータースポーツです

 もちろん、SSを走っているラリーカーを見るのが初めてのゆみちぃは「ここでも人の多さにビックリです。無料エリアもありましたけど、有料エリアのほうがはるかに人が多くて。無料でも歴代ラリーカーの展示とかフードコーナーとか楽しめましたけど、お金を払って見たい! という人がこんなにいるんですね。競技は砂埃でほとんど見えませんでしたが、ラリーカーの音の迫力は川の向こう側からでもしっかり伝わりました。大型スクリーンが設置してあったのもよかったです。あと、実況の人が詳細に伝えてくれるので、砂埃で見えなくても状況がわかったので助かりました」そう、実況はSUPER GTでもおなじみのピエール北川さんですからね! しかし、初観戦のゆみちぃにも状況が伝わるって、ピエールさんの実況力おそるべし!

ちょっと歩いて観戦エリアに到着! 向こう岸にラリーカーが待機しています。近くのマンションやホテルの上から見ている人も

砂埃でなかなか見えなかったけど、実況で楽しめたとのこと

 「クルマだけじゃなくてドライバーの小ネタとか、タイムが何秒で前の人より、何秒速いとか、壁と数センチとか、実況の人のお陰でわかりやすかったです。ウェルパイン号のときも梅本まどかさんのことを説明してましたね! 最後に暗くなってきたときに、みんなでスマホライトを付けて応援してるのを見て、結構グッときました」と話すゆみちぃ。1台1台、走り終わるたびに拍手が起こるのも「お客さんもみんな温かいですね、ラリーって」と好印象だったようです。

待機中のウェルパイン号を発見!

 「愛知県でイベントやるとなると、だいたい名古屋じゃないですか。でも豊田と岡崎、あと岐阜ってところがいいですよね。愛知県民的には名古屋以外にスポットがあたるのはうれしいです」と、ゆみちぃの地元愛が炸裂。ただ、ゆみちぃは明日のために東岡崎でお別れ。打ち上げ花火を背に、東京へと帰っていきました。

駅のホームから見た打ち上げ花火(撮影:寺坂ユミ)

印象に残ったのはメカニックの超絶テクと
どこにいても楽しめること

 後日、ゆみちぃにラリージャパンで印象に残ったことを聞いたところ「養生テープです! 養生テープと結束バンドでクルマって直せるですね! たまたま私の目の前にヒョンデのラリーカーが帰ってきたんですけど、バンパーが外れそうになっていたり、車体が凹んだりでボロボロだったんですよ。でも、メカニックの人たちが養生テープと結束バンドで修理してて、普通に走り出したのは驚きました。でも修理してるのを見てるのも楽しくて。ワークスのテントにみんながかじりついて見てたのも納得です」なかなかマニアックな楽しみ方を覚えたみたいですね。

養生テープで応急処置をされたラリーカー(撮影:寺坂ユミ)

ハンマーで叩いてボディーの凹みを修復(撮影:寺坂ユミ)

 「あとは、サービスパーク内は自動車優先っていうのも新鮮でした。クルマが来るから避けろ、みたいな。今年のオートサロンで書いた短冊がしっかり残ってたのもうれしかったですし、フォトスポットみたいなのがところどころにあるのもいいと思いました。子供の頃から飲んでたライフガードが無料配布だったのも最高でした」と、このあとも感想が止まらないゆみちぃでしたが、この辺で。

オートサロンで書いた短冊がトヨタスタジアムに来ていた!

記念にこの裏に書かせてもらいました(撮影:寺坂ユミ)

フォトスポットでの撮影も楽しい(撮影:寺坂ユミ)

ゆみちぃが子供の頃によく飲んでいたというライフガード。大会のスポンサーの1社です(撮影:寺坂ユミ)

 ゆみちぃの初ラリージャパンは感動と興奮の連続だったようです。これで、モータースポーツにも興味を持ってもらいたいですね。ウェルパインモータースポーツの松井監督からは「来年は梅本選手と組んでラリー出ない?」とスカウトされていたとかいないとか……。

お気に入りのラリーカーは、併催イベント「セントラルラリー」に出場していた、水色のポルシェ356とのこと(撮影:寺坂ユミ)

 来年もラリージャパンはWRCのカレンダーの組み込まれています。今年行けなかった人は、ぜひ来年行ってみてください。目の前をラリーカーが通り過ぎるのは何回見ても興奮しますよ!

寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

 1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近ペーパードライバーを脱出。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、お気に入りの1台を探す予定。

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