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宇宙好きが集まる「アスクラ」 オンライン部活の不安をLINE WORKSで解消

2022年11月25日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 宇宙好きが集まるオンライン部活「アスクラ」は、コミュニケーションツールとしてLINE WORKSを採用している。特に部員となる中高生の保護者が安心できるよう、LINE WORKSのログ管理機能が便利だという。代表の福原将之氏にアスクラの概要やLINE WORKSの選定、使い方を聞いてみた。

アスクラ代表の福原将之氏

宇宙好きの子どもたちの居場所を作りたい

 アスクラの代表理事を務める福原将之氏は、東京大学大学院理学修士(天文学)という宇宙の専門家。小学校・中学校・高校の教育・ICTコンサルタントを務めるかたわら、一般社団法人オンライン宇宙部活でアスクラを運営している。

 アスクラは、「宇宙好きな仲間になかなか会えない」という福原氏の原体験から生まれている。昨今、運動系の部活ではスポーツクラブなどの地域の団体に委ねるような取り組み(社会体育移行)が進んできているが、天文部などのニッチな文化系部活では地域ごとに指導者を確保することが難しく、縮小や廃止になってしまう恐れがある。天文部がなくなってしまうと、宇宙が好きな子どもたちの居場所がなくなるため、立ち上げたのがアスクラだという。

 福原氏は、「現状、中学生や高校生の皆さんが参加できるコミュニティは限られています。学校や部活動、習い事などがありますが、その多くは同じ地域・同じ世代の人たちで構成されています。それゆえ、興味のある部活動が存在しなかったり、自分と相性の良いコミュニティが見つけらないこともあります。オンライン宇宙部活であれば、インターネットを介して宇宙が好きな同世代の中高生や、講師や大学生・社会人メンターとの距離も近いため、幅広い年代の大人との交流も経験できます」と説明する。

 アスクラは、「宇宙・天文・星空」に関して気軽に情報や意見を交換できるのが最大の魅力だ。ゼミやワークショップによる学習・教育という面もあるが、基本的には中高生で構成される部員同士での交流の場を提供するのが目的。「たとえば、中秋の名月を撮影してみたとか、宇宙関連の仕事に就くための進路を話し合ったり、ブラックホールについて語りあう交流会とかをやっています」(福原氏)。

oViceだと話せないけど、LINE WORKSなら話せるという子もいる

 こうした交流のためのコミュニケーションツールとして用いられているのがLINE WORKSだ。LINE WORKSのトークルームでは、部員が自由に交流できるだけではなく、最新の宇宙ニュースをシェアしたり、メンターに質問することができる。また、掲示板やカレンダーは活動URLやイベントの共有に用いられている。

LINE WORKSを用いたオンライン活動の様子

 アスクラではLINE WORKSのほかにも、オンラインスペースの「oVice(オヴィス)」やWeb会議ツールの「Zoom」も使っている。oViceは部室として利用でき、自分のアバターを相手のアバターに近づけると会話が可能になる。LINE WORKSとoViceは常時利用できるが、「リアルタイムなoViceだと話せないけど、LINE WORKSなら話せる子もいる」とのことだ。

部活としてoViceも活用

ICTコンサルタントがLINE WORKSを選んだ3つのポイント

 LINE WORKSは、Google Classroom、Microsoft Teams、Slack、Discordなどさまざまなツールを試用した結果、選定されたもの。大学などの教育機関でも使用されているオンラインチャットツールであることも踏まえ、ICTコンサルタントである福原氏がいわば「情シス目線」で選んだという。

 LINE WORKS選定の理由は大きく3つ。規約上、中高生が利用できる点、LINEのようなスタンプもあり、使いやすいという点のほか、未成年が利用する環境でセキュリティが重要だった。その点、Slackは規約上15歳未満が利用できず、Discordはオープンなプラットフォームであるため、いじめやトラブルにつながる危険性があった。その点、クローズな環境でトラブル対応が可能だったのがLINE WORKSだったという。

LINE WORKSを使って、メンターに質問できる

 LINE WORKSの場合、管理者としてやりとりを管理でき、NGワードの設定も可能なため、ハラスメントやネットいじめなどを防ぐことができる。また、アスクラではSNSや電話番号などの連絡先は交換しないルールになっている。福原氏は、「保護者の方々からは活動の場を直接見ることはできないため不安に感じられるケースもあります。安心して自分の子どもを参加させられるようにするためにも、何かあったときに部員同士のやりとりをチェックできるLINE WORKSのログ管理機能は重要でした」と語る。

 こうしたツールの運用とルールがあるため、保護者も安心して子供をアスクラに参加させることができるという。中高生の「宇宙・天文・星空についての興味関心」と「多様な人達と折り合いをつけながら付き合っていくコミュニケーションスキル」を育み、交流を楽しむことができるわけだ。

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