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ASCII Power Review ― 第193回

「レッツノートSR」実機レビュー = 12.4インチ3対2ディスプレーに5Gも搭載の完全新デザイン-倶楽部情報局

2022年11月14日 18時00分更新

文● ASCII倶楽部編集部

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「「レッツノートSR」実機レビュー = 12.4インチ3対2ディスプレーに5Gも搭載の完全新デザイン」を紹介します。


 パナソニックは12.4型モバイルノートPC「レッツノート SR」を発売した。第12世代(Alder Lake)のインテルCoreプロセッサーを搭載したビジネスモバイル向けノートPCで、新ボンネット構造のボディーと、従来の「シルバーダイヤモンド」に代わり新色「カームグレイ」を採用してイメージを一新している。

 また、軽量、長時間駆動に加えて、「5Gモデル」で高速通信もアピールしており、場所を選ばず快適にモバイルワークに集中できるマシンに仕上げられている。

パナソニックコネクト「レッツノート SR」30万300円~

今回はCore i7-1270P/RAM32GB/SSD512GB/5G対応の「CF-SR3TUCCP」を試用

落ち着いたカラーの「カームグレイ」が新色として採用された

完全に新デザインでボンネットイメージも健在
標準と軽量の2種類の着脱式バッテリーを同梱

 「レッツノート SR」には下記の6モデルがラインナップされている。

・プレミアムエディション5Gモデル
CF-SR3TUCCP(直販価格45万3200円~)
 Core i7-1270P/RAM32GB/SSD512GB or 1TB or 2TB/5G/ジェットブラック

・プレミアムエディションタッチパネル搭載モデル
CF-SR3TSUCP(直販価格42万3500円~)
 Core i7-1270P/RAM32GB/SSD512GB or 1TB or 2TB/タッチパネル/ジェットブラック

・プレミアムエディション
CF-SR3TRCCP(直販価格37万6200円~)
 Core i7-1270P/RAM32GB/SSD512GB or 1TB or 2TB/カームグレイ
CF-SR3TSCCP(直販価格37万6200円~)
 Core i7-1270P/RAM32GB/SSD512GB or 1TB or 2TB/ジェットブラック

・無印
CF-SR3SRBCP(直販価格30万300円~)
 Core i5-1245U/RAM16GB/SSD512GB or 1TB/カームグレイ
CF-SR3SSBCP(直販価格30万300円~)
 Core i5-1245U/RAM16GB/SSD512GB or 1TB/ジェットブラック

 つまり、CPU、メモリー容量、最大SSD容量、ボディーカラー、5G/LTEで差別化が図られているわけだ。なお、5G非対応モデルは「LTE」(SIMカード+eSIM)のありなしを選択可能。またカラーはプラス1万7600円でブリックレッド、フォリッジグリーン、ディープネイビーに変更可能だ(ホイールパッドのカラーも変更する場合はプラス1650円)。

 これら以外のスペックは基本的に共通。OSは「Windows 11 Pro 64ビット」を採用。ディスプレーは12.4型FHD+液晶(1920×1280ドット、3:2、60Hz)を搭載している。

 入力デバイスはバックライトを内蔵した86キー日本語キーボードと、高精度タッチパッド対応ホイールパッドを採用。生体認証は顔認証(IRカメラ)と指紋認証に対応。ウェブカメラは1080p、マイクはアレイマイク。センサーは照度センサーと「AIセンサー」(※人物検知用)を搭載している。

 インターフェースはUSB 3.1 Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery対応)×2、USB 3.0 Type-A×3、有線LAN(1000BASE-T)、HDMI、D-Sub、SDメモリーカードスロット、3.5mmヘッドセット端子を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(11ax)とBluetooth 5.1をサポートしている。

 本体サイズは273.2×208.9×19.9mm。脱着可能な「バッテリーパック(標準)」(50Wh)と「バッテリーパック(軽量)」(30Wh)のふたつが全モデルに同梱されており、重量は964~1044g(標準)/884~964g(軽量)、バッテリー駆動時間は約16時間(標準)/約9.5時間(軽量)と謳われている。

耐100 kgfの剛性を確保したまま、デザインをスリム化した新ボンネット構造を採用

着脱式バッテリーを用いることで、バッテリーが経年劣化してもユーザー自身で交換可能だ

バッテリーをはずすとキーボード、ホイールパッドの裏が見える。複数の梁は堅牢性を確保するための構造体だ

5G、LTE搭載モデルはバッテリー奥のスロットにnanoSIMカードを装着可能。eSIMも使用できる

ディスプレーは12.4型FHD+液晶(1920×1280ドット、3:2、60Hz)

入力デバイスはバックライトを内蔵した86キー日本語キーボードと、高精度タッチパッド対応ホイールパッド

前面には3.5mmヘッドセット端子、スライド式電源スイッチ、背面には排気口を用意

右側面にはD-Sub、USB 3.0 Type-A×2、SDメモリーカードスロット、左側面には電源端子、HDMI、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery対応)×2、有線LAN(1000BASE-T)を配置

ディスプレーは最大180度まで展開可能。対面で画面を見ながら操作できる

パッケージには本体、ACアダプター、バッテリーパック×2(内ひとつは本体に装着済み)、ACアダプター、電源ケーブル、取り扱い説明書などが同梱

上が「バッテリーパック(軽量)」(30Wh)、下が「バッテリーパック(標準)」(50Wh)

ACアダプターのコード長は実測100cm、電源ケーブルの長さは実測83cm

ACアダプターの型番は「CF-AA6412A M4」。仕様は入力100-240V~1.6-0.9A、出力16V 4.06A、容量64.96W

「バッテリーパック(軽量)」(30Wh)と本体の合計重量は実測875g

「バッテリーパック(標準)」(50Wh)と本体の合計重量は実測954g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測261.8g

リーフ型キートップや円形ホイールパッドは
従来モデルから継承

 キーボードはリーフ型のキートップを踏襲。キーピッチは横19mm、縦16mm、キーストロークは2mm。縦のキーピッチが詰まっているぶん、最初はちょっと狭く感じるだろうが、数時間使っているうちに慣れるだろう。打鍵感はキーストロークが深く確保されているだけに良好。キーボード面の剛性も高いので、いいリズムでタイピングできる。

 レッツノートと言えば円形のホイールパッドがアイデンティティーだが、実測64mmと大きめなので、2本指のピンチイン・アウト操作、3本指のスワイプなら特に問題なくこなせる。物理クリックボタンも確実な操作という点では気に入る方が多いはずだ。

キーピッチは横19mm、縦16mm

キーストロークは2mm

バックライトは白色で明るさを4段階で調節できる

高精度タッチパッド対応ホイールパッドの直径(パット部)は実測64mm

最大4本指の拡大・縮小操作に対応。2本指のピンチイン・アウト操作、3本指のスワイプなら十分な広さだ

顔認証カメラ(IRカメラ)が正常に動作しにくい強い直射日光下で指紋認証センサーは重宝する

 12.4型FHD+液晶(1920×1280ドット、3:2、60Hz)ディスプレーは細かなスペックは公表されていないが、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「Color AC」で実測したところ、sRGBカバー率は86.0%、AdobeRGBカバー率は 64.1%、DCI-P3カバー率は63.7%という値が出た。

 一般的なビジネス用途であれば実用十分な色域だが、写真の現像、動画のカラーグレーディングなどのクリエイティブワークには外付けディスプレーを装着したほうがよさそうだ。

12.4型FHD+液晶(1920×1280ドット、3:2、60Hz)ディスプレーは細かなスペックは公表されていない

画面比率は3:2。ウェブブラウジング、ドキュメント作成時に前後の見通しがいい

実測したsRGBカバー率は86.0%、sRGB比は86.4%、AdobeRGBカバー率は64.1%、AdobeRGB比は64.1%、DCI-P3カバー率は63.7%、DCI-P3比は63.7%

 「レッツノート SR」には1080pのウェブカメラが搭載されている。室内灯下ではややノイジーだが、Windows 11の「カメラ」アプリでは「HDR pro」を有効にするとノイズは低減された。なおプリインストールされている「AIデバイスコントローラー」では、カメラ使用時に「顔位置を補正」、「背景をぼかす」、「明るさを補正」などの機能を利用できる。

 特に「明るさを補正」は有効で、露出を上げつつ、比較的自然な肌色が保たれている。ビデオ会議アプリにも同種の機能は搭載されているが、両方を比べて結果が良好なほうを使うといいだろう。

ディスプレー上部にはアレイマイク、顔認証対応カメラ(IRカメラ)、1080pウェブカメラが内蔵。カメラ動作時にはインジケーターが点灯する

Windows 11の「カメラ」アプリのデフォルト設定(左上)、HDR proを有効(右上)、「背景をぼかす」(左下)、「明るさを補正」(右下)

「AIデバイスコントローラー」では「離席時にPCロック」、「着席時にPCウェイク」、「のぞき見注意」などを設定可能。またカメラ使用時の「顔位置を補正」、「背景をぼかす」、「明るさを補正」なども利用できる

Core i7-1185G7搭載「レッツノートFV1」の
171%のCPUスコアを記録


 続きは「「レッツノートSR」実機レビュー = 12.4インチ3対2ディスプレーに5Gも搭載の完全新デザイン」でお楽しみください。

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