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「すごいスポットで写真を撮っているような感覚」画像生成AIで有名になった852話さん

2022年09月15日 12時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)編集●ASCII

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 画像生成AI「Midjourney」が登場したときに、生成した画像をいち早くツイートして、ツイッターで話題になったのが852話(@8co28)さんです。

 風景、廃虚、メカ、図鑑風イラストなど様々なモチーフを生成していく中、反響が大きかったのはかわいい女の子のイラストでした。

 イラストは主に画像生成AI「Stable Diffusion」や、Midjourneyに試験導入された「--beta」コマンドを使ったもの。フォロワーは現在9万人まで増えました。

 852話さんは東京都在住の30代。イラストレーター、背景グラフィッカー、動画制作を主にしているフリーランス。趣味としてゲームを作りSteamで販売もしています。

 その後も「ERNIE-ViLG」「AIピカソ」など、様々な画像生成AIを次々に試しては画像とともに発信している852話さん。職業イラストレーターでもある852話さんは今どんなことを感じ、どんなことを考えているのか聞きました。

すごいスポットで写真を撮っているような感覚

── 画像生成AIを使いはじめたのはいつからですか?

 最初は「Artbreeder」でした。Artbreederは文字ベースで画像を生成するのではなく、スライダーでパラメーターを変えるものです。その後に二次元美少女を作る「Waifu Labs」というサービスで遊んだりしました。文字ベースの画像生成AIで最初に流行ったDall・Eは登録してから使えるようになるまでにタイムラグがあったので、Dall・Eの縮小版である「Crayion」を触っていました。そのあいだにMidjourneyが出てきたという流れです。

── Midjourneyが登場したことで変化を感じましたか?

 クリエイターが好きそうな絵を出してくれた感じですね。それまではアーティスティックだったり、どこかぐちゃっとしていたのが、絵として成立してるっぽい、という感じ。より「〜っぽい」ものを見せてくれたので、びっくりしたという感じです。

── 合成画像ではなく「誰かが描いた絵っぽい画像」になった。

 そうです、そうです。

── 今は9万人のフォロワーを抱えるアカウントになっています。どういう感覚ですか?

 すごいスポットに行って写真を撮ってきたよ、という感覚に近いですかね。まだみんなが知らない場所に来て写真を撮っているというか。こんな場所もあるよ、みたいな。

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