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T教授の「戦略的衝動買い」 第699回

身長10mの巨人用!?「イヤホン型スピーカー」を衝動買い

2022年09月08日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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グラスファイバー振動版52㎜径スピーカー、密閉型エンクロージャ、パッシブラジエーターのウリのイヤホンモチーフスピーカー

巨大なサイズ感だけど中身はホンモノ
パッシブラジエーター内蔵で意外にいい音

 さて、ここまでは納得できないが、憎めないイヤホンモチーフスピーカーの巨大さと太いケーブルによる取り回しの悪さのご紹介だったが、少しはイヤホンモチーフスピーカーのウリのスペックもご紹介したい。グラスファイバー振動板の直径52mmフルレンジスピーカーを搭載。パッシブラジエーターを採用した小型密閉型エンクロージャで、低域をリアルに再現。内蔵アンプの実用最大出力は4.2W(2.1W+2.1W)と少しピクッとするスペックだ。

本当はディスプレイの左右にイヤホンモチーフスピーカーを引っ掛けて、オンラインミーティング用スピーカーとして使いたかったが……

 実は最初に秋葉原の店頭でイヤホンモチーフスピーカーを見つけた時は、オンラインミーティング用の外部スピーカーとしてEIZOの大型曲面モニターの左右のフチに固定して使ってみようと画策した。しかし実際は、机の上に置いておくだけでもレイアウトが超大変だと気づき、今ではタブレット機のYouTube再生専用オーディオセットとして、家庭内モバイル環境で利用している。

耳に入れるイヤホンから、デスク上に置くスピーカーへと、無理矢理ジャンル超えを実現してガジェット好きの中では、生き残りそうな楽しいイヤホンモチーフスピーカー

 冒頭で「ガジェット世界は、実用的な実際の大きさより極めて小さく作るモノと、不必要なほど大きく作るモノの2方向がある」とご紹介した。今回ご紹介した「不必要なほど大きく作ったイヤホンモチーフスピーカー」は、本来は耳の穴に入れるイヤホンをスピーカーとして巨大化し、オーディオ製品の枠の中でジャンルを超えることで、実用度を辛うじて保った変態ガジェットだ。

 できれば筆者のように、ごちゃごちゃしたデスク回りなどで使うより、雄大なスペースのクールな空間でイヤホンモチーフスピーカーを主役にして、余裕の配置ができるバーカウンターやブティックのマネキンの足元の方が、意外と似合うかもしれない。負け惜しみではなく、設置法を研究するだけでもしばらくは楽しめそうだ。繰り返すが、決して負け惜しみではない。絶対に違う。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:エレコム「イヤホンモチーフスピーカー」(SP-EL001CGD)
・購入:浜田電機(秋葉原)
・価格:3450円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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