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日本エイサー、再生プラスチックを使用した「Acer Vero」シリーズよりノートPCとディスプレーを発売

2022年08月19日 18時00分更新

文● ASCII

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(左から)mymizu共同創設者 ルイス ロビン 敬氏、日本エイサー 代表取締役社長 ボブ・セン氏、プロSUPレーサー/オーシャンアスリート 金子 ケニー氏

 日本エイサーは8月19日、Acerの統合的なサステナビリティーに考慮した取り組みを具現化するサステナブルな製品シリーズAcer Vero(ヴェロ)より、ノートPC Aspire Veroの2機種「AV15-51-H76Y/F」「AV15-51-H58Y/F」と、ディスプレー Vero BR7の2機種「BR277bmiprx」「BR247Ybmiprx」を発売した。

 同社は、2025年までに60%の再生可能エネルギー使用と45%のAcer製品の消費電力削減を、また2035年までには再生可能エネルギーの100%使用を、2050年までに80%のCO2削減を達成目標として掲げている。そしてAcer Veroシリーズの製品ラインアップ拡充とともに、2025年までに、ノートPC、デスクトップPC、ディスプレーといったコア製品の30%に再生プラスチックを使用することを目標として掲げている。

 2015年からVeroシリーズの開発構想をスタートし、10社以上のリサイクルされたプラスチック素材を提供する業者と20以上の素材を比較・検討・選定してきた。検討の結果、使用素材を再生ポリカーボネットプラスチックとし、リサイクルされたプラスチックゴミを、回収、分解、素材選定、細分化のプロセスを経てAcer Veroシリーズへと生まれ変わらせた。

ボブ・セン氏

 日本エイサー 代表取締役社長 ボブ・セン氏は、「VeroシリーズのPCは、筐体のおよそ30%がPCRプラスチック製。日本中のPC 6万トンにもしもVeroが使われていたらと考えると、およそ1万8000トン(6万トン×30%)を再生プラスチックに置き換えることができるのです。これは、1年間で日本から海に流れ出ていくプラスチックごみの総重量(およそ2万トン)に匹敵します」と語る。

SUPをしながらプラスチックゴミを拾った経験から、「使う側に必要なのは知ること、自分の目で見ること、選択すること」語る金子 ケニー氏

Veroシリーズ

 Veroシリーズは、Aspire Vero/TravelMate Veroにはおよそ30%、Vero BR7にはおよそ65%、PCRプラスチックを使用しており、従来製品と比較しCO2排出量をおおそ21%削減できるという(Aspire Veroにて計算)。また、梱包の箱をはじめ、組み立て可能なPCスタンド、アダプター収納袋、キーボードシートなど再生段ボールやリサイクルポリエステルを採用。

 プリインストールソフト「VeroSense」では、製品の消費電力を抑えバッテリー寿命を延ばすための環境に配慮した使用目標を設定可能。用途や目標に合わせて。パフォーマンスモード、バランスモード、ECOモード、ECO+モードの4段階から設定できる。

Aspire Veroシリーズ 「AV15-51-H76Y/F」「AV15-51-H58Y/F」

Vero BR7シリーズ 「BR277bmiprx」「BR247Ybmiprx」

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