「行こう」が見つかる!東海エリア 最旬アウトドア大特集

自然とともに生きる新しいアウトドアのカタチ 岐阜県恵那市で体験する「サステナブルアウトドア」

文●LOVEWalker編集部

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 22年5月に「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された、岐阜県恵那市。恵那市で体験できるサステナブル(持続可能)なアウトドアとは? 

多彩な生命を感じられるグランピングでサステナブルキャンプ「根の上アウトドアパーク恵那 保古グランピング」

 標高約900m、夏は避暑地として親しまれる高原に誕生した「保古グランピング」。すぐ近くにはキャンプ場と国民宿舎「恵那山荘」があり、ここは恵那市のアウトドア事業の拠点として位置付けられている。

 「森林伐採など大規模な新規開拓は行わず、既存の土地を生かすことから保古グランピングの構想はスタートしました。近隣にはキャンプ場や宿舎もありますし、8月 にはブッシュクラフトが楽しめる場所も誕生予定。つまり自分に合ったアウトドアが楽しめるエリアです」(恵那市役所・大島 聡さん)。木々に囲まれ、野生動物が共生する、ありそうでなかった大自然の中でのグランピング。新しい感動体験をここで味わってほしい。

自然と共存し非日常を過ごす

 「大自然の恵みを維持し、動物や野鳥と共存するサステナブルな新しい文化を」の思いのもとで設計された保古グランピング。全10棟あるグランピングテントは、すべてJIS規格が適用された高い品質を誇る。管理棟にはシャワールームも完備。美しさと快適さを維持しながら、すぐそばで野鳥のさえずりが聴こえる。人工的な音や景観、照明はほぼない。まさに大自然と調和した、非日常的なロケーションとなっている。

施設の中央にある巨大なファイヤーピット

宿泊者に配られるマシュマロ。たき火で焼けば外はカリッ、中はトロッの食感

採光抜群のグランピングテント。ダブルベッドが2つあり、最大4人まで宿泊可能

ニホンジカなど野生動物が棲息する。夜になればその姿を見られることも

近隣にある保古の湖。心地よいテラス席があり、朝食はここで楽しむのがおすすめ

大自然の中で地元食材を堪能

手前で焼かれているのは、三浦豚ロース。寒天を食べて育った豚は、柔らかい肉質とジューシーな味わいに驚かされる

 恵那市が「自治体SDGsモデル事業」に選定されたのは、持続可能な農家経営の支援や発酵食品の開発など、「食べる」ことへの取り組みが評価された部分が大きい。こちらでの食事も地元食材をふんだんに使ったもの。特に恵那山麓野菜は、ツヤや大きさを見れば、いかに恵まれた環境で育ったのかひと目でわかる。管理棟では地元産のクラフトビールやジュース、つまみも販売。地元のあらゆる資源を活用し、食のサイクルを生む、それが見事なまでに完成している。

結婚式場「イル・クオーレ」でシェフを務める、清水亮太氏が考案したディナー。内容は季節により異なる(写真は4人前)

肉の切れ端などを煮込んだカレー。食材を無駄なく使用している

朝食は焼きたてのクロックムッシュ、季節のスープなど

楽しみながら自然環境を維持する

保古の湖でのカヌー・SUP体験(90分1人¥5,000、要予約)では、経験豊富なインストラクターが指導してくれる

 大自然と遊ぶことも、知らないうちに自然環境の維持につながっている。保古の湖で楽しめるカヌー・SUPは、湖でパドルをこぐことがプランクトンの過剰繁殖を防ぎ、水質の維持につながるそう。保古の湖の水は農業用水として使われていて、おいしい米作りに欠かせない。また、たき火の薪もヒノキの間伐材を使用。建築用途の需要が少ない木を活用し、森の循環を促す役割を担っている。サステナブルなアウトドア、それが保古グランピングで体験できる。

ライターやマッチを使わずに火を起こすブッシュクラフト体験(60分大人1人¥1,800ほか、要予約)

敷地内に2つあるテントサウナ(¥3,000、要予約)は1泊2日で使い放題。至福のひと時を楽しもう

動物や野鳥との共存を楽しむイベントも開催されている

「保古グランピング」
住所:岐阜県恵那市東野2390-165
電話:0573・67・7116
営業時間:チェックIN15:00~19:00、OUT~10:00
休日:冬季休業予定
駐車場:20台(無料)
交通:中央自動車道・恵那ICより車で約25分
HP:hokoglamping.com/

<キャンプデータ>
可:AC電源、シャワー・フロ
利用料:4人1室1人¥16,300~、土曜4人1室1人¥20,300~、7~9月4人1室1人¥21,300~、7~9月の土曜4人1室1人¥23,800~(すべて1泊2日、2食付き)定員4人
期間:2~12月下旬予定
サイト状況:グランピングテント10棟

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