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世界初の「HAF 700 EVO」採用BTOPC、LIAN LIの光る電源ケーブル「Strimer」も採用

変態PCケース愛好家ジサトライッペイも唸った! 超大型ケースにARGBファン14個の“魅せる”BTOPCとは?

2022年08月30日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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エアフローに自信!
ツールレスも魅力のPCケース

──HAF 700 EVOの最大の特徴は何になるでしょうか? やはりエアフローですか?

Chang氏:HAFシリーズはケース内のエアフローに重きを置いていますが、HAF 700 EVOではさらにエアフローの進化を果たしています。とくにフロントパネルに200mm角のファンを2基搭載している点や、天板に6基のファンを装着可能な点は、エアフローを重視した設計といえます。そのフロントパネルには、「インテイク ブレード」と呼ばれる透明パーツに強化ガラスを用いている点が特徴で、その強化ガラスをとおして点灯するファンの明かりがかなり印象的です。また、弊社の開発者はエンドユーザーさんに“ドライバーを握らせない”を念頭に置いて設計し、ツールレスを実現しています。HDDゲージやSSDやHDD、それにリザーバーなどが装着可能なマルチブラケットだけに留まらず、電源ユニットやビデオカードを固定するのにも、ドライバーを必要としません。

HAF 700 EVOはエアフローを重視した設計だが、ツールレスを実現したことも特徴の1つと語るChang氏

ZEFT G26LRGは、電源ユニットは安定の底面設置タイプ。採用している電源ユニットは、カスタマイズで選べるCooler Masterの「V750 Gold」だ

──ツールレスは非常にありがたいですね。

Chang氏:さらに、今回のHAF 700 EVOの特徴として自由度が高いというのがあります。ZEFT G26LRGでは、CPUクーラーに空冷タイプを採用していますが、簡易水冷クーラーの場合、ラジエーターをフロントパネルや底面だけでなく、サイドパネルや背面に装着することが可能になっています。もちろん、CPUとGPUにそれぞれラジエーターが必要な場合でも、HAF 700 EVOであれば設置個所に苦労することはまったくありません。ケーブルの引き回しの問題はありますが、天板にラジエーターを2基並べるといったことも可能です。さらに、最大で30度まで角度を変えることができるラジエーターブラケットが2個付属していますので、ラジエーターの設置には関しては、かなり柔軟性を高くしています。

中嶋氏:ユニークなところですと、HAF 700 EVOには「インフィニティ ミラー」と呼ばれる内部を反射する鏡が用意されています。今回は、増設ファンで埋まっていますが、そこにこのミラーを設置することで、ビデオカードの正面や内部の様子を側面から見ることが可能になり、より煌びやかさが増します。

ラジエーターブラケットはジサトライッペイの興味をかなり惹いたようだ

──今回のパソコンは、どのあたりのユーザー層を意識したモデルになりますか?

中嶋氏:TwitterやInstagramといったSNSで、使用されているパソコンの写真を掲載されている方を見かけるのですが、そのほとんどはLEDが煌びやかに光っています。ここまで煌びやかにするのかと感心させられるほど凝ったパソコンが多い印象ですが、ZEFT G26LRGはそんなパソコンと同等レベルのものをBTOで販売していると捉えていただけると幸いです。お客様に「BTOでここまでするか」と興味を持っていただければありがたいですね。例えばですけど、配信されている方が、画面にこのZEFT G26LRGが映り込めば、かなりインパクトがあると思います。

真重氏:ほかのモデルでも、ARGBパーツを中心に構成してカスタマイズを行なう方がいらっしゃいますので、LEDが煌びやかに光るパソコンにも、ニーズがあると考えています。

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──ZEFT G26LRGで苦労した点があれば教えてください。

中嶋氏:実は、ZEFT G26LRGを1台組み上げるのに2~3時間掛かっています。組み立てに慣れた弊社スタッフではあるのですが、最近の弊社のモデルとしては断トツに時間を要しています。というのも、天板に6基のファンを搭載しているのですが、それらのケーブルが見えないようにファンの間をとおすといった工程が、かなりの手間になっています。ここまでのファンの配線の仕方と処理は、自作をされている方でも難しいと思いますので、そういった手間をBTOパソコンで省くといった意味でも、このZEFT G26LRGを一考していただければと思います。

天板の6基のファンを見上げ、その配線に感心するジサトライッペイ

右側面のサイドパネルを外すとファンのハブが姿を現すが、このあたりの配線も苦労の後がうかがえる

──HAF 700 EVOだとライザーカードを使ってビデオカードを垂直方向に実装できると思うのですが、それは選択肢にはなかったのでしょうか?

中嶋氏:今回、ビデオカードにはGeForce RTX 3060を搭載したASUSさんの「ROG STRIX RTX 3060」を使用しています。このカードは、正面にあまりLEDが搭載しておらず、側面のほうが点灯するので、そちらを見せたかったという狙いがあります。

──ビデオカードをROG STRIX RTX 3060にした理由は何かありますか?

中嶋氏:CPUと同じく、コストを抑えるためにGPUにRTX 3060を採用しました。そして、弊社が取り扱っているRTX 3060搭載カードの中で、このROG STRIX RTX 3060がもっともLEDが点灯するモデルだったというのも、理由に挙げられます。

──マザーボードにASRockの「B660M Pro RS」を採用した理由も、ほかの個所のライティングを目立たせたかったという意図でしょうか?

中嶋氏:はい、とくにケースファンのライティングを強調したかったというのが大きな理由の1つです。HAF 700 EVOはフルタワー型のケースでありながら、ZEFT G26LRGではmicroATXのマザーボードを採用しています。これは、マザーボードの存在感を消したかったというのもあります。

──最後に、ZEFT G26LRGの価格はいくらぐらいになりますか?

中嶋氏:標準構成で29万8980円(税込)を想定しています。

──ありがとうございました。

ZEFT G26LRGの出来栄えのよさにジサトライッペイも思わず拍手

 取材を終えて、ジサトライッペイは、ZEFT G26LRGについて、“拡張性が高くメリハリの効いたパソコン”と称した。HAF 700 EVOの内部空間が広く取られている点に、さらにカスタムしたいという衝動が沸き上がってきたのではないだろうか。今回は“魅せる”ことを重視し、ファンをこれでもかと最大限搭載したパソコンだが、基本構成モデルであれば、ファンの数も抑えられ、価格もリーズナブルでカスタムのし甲斐があるパソコンといって差し支えない。

 将来的に長期間使用し続けることを前提とするならば、このZEFT G26LRGはかなり魅力的なモデルといっていい。

(提供:セブンアールジャパン)

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