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新車を買った情報2022 第104回

速くもなければエコでもない

ちょっと旧いスバル フォレスターの魅力

2022年08月14日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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二酸化炭素排出量が多くてすみません

 さて、電動アシストも何もない生の水平対向エンジンです。何が困るかといえば燃費が泣き所です。これまで4回給油し、それぞれ満タン法で計算してみました。

 7月7日: 走行502km ÷ 給油33.03L = 燃費15.2km/L
 7月19日: 走行493km ÷ 給油36.54L = 燃費13.49km/L
 7月30日: 走行520km ÷ 給油41.18L = 燃費12.63km/L
 8月9日 走行502km ÷ 給油37.39L = 燃費13.43km/L

 走行パターンはおおむね同じで、郊外・バイパスと市街地が半々、そこに山坂道がちょっと。その間、乗員は1名か2名。

 平均してリッター13.7キロですから、設計年次のちょっと旧いクルマとしても決して褒められた値ではありません。ロードスターRFなら同じパターンでリッター17キロは走りますから、レギュラーとハイオクの価格差を考慮してもロードスターの方が安上がりです。

 それでも散々悪いと聞かされてきた水平対向エンジンの燃費としては、そんなに悪くもないようにも思える微妙なところ。なにしろ運転は楽しい。長距離走っても疲れない。もし疲れても車中泊に使う人がいるくらいでリアシートを畳めば寝られる。そうしたロードスターにない快適要素、精神的不安のなさを考えれば、あらかた許せてしまえるように思えます。

 ちなみに給油を重ねるにつれ燃費が落ちてゆくのは、気温の上昇によるエアコンの多用、ガソリンより燃えにくい燃料添加剤の使用など理由はいくつか考えられますが、もっとも効いているのはパドルシフトを多用してぶん回すのを覚えたせいでしょう。

 本当に本当に困ったものです。それではまた。

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