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「TikTok creator academy」受講生ノート 第3回

TikTok creator academy第2期|第3回講義「MIONOSEKAI」MIOCHIN

TikTokではトレンドとエフェクトがバズりを生む! MIOCHIN式動画投稿術

2022年09月09日 11時00分更新

文● 馬波レイ 編集●村野晃一(ASCII)

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背景のカラフルさが独特の世界観を物語る今回の講師MIOCHINさん

 ショートムービープラットフォームTikTokでは、動画を投稿するクリエイターたちの勢いを後押しするべく、数々の支援が行われている。そのうちのひとつ、「TikTok creator academy」第2期で行われたオンラインセミナー第3弾の模様をレポート!

*以下記載内容はクリエイター個人の見解であり、TikTokの公式見解ではありません

 今回のテーマはMIONOSEKAIのMIOCHINさんによる「トレンド・エフェクトを利用してバズを生もう」。その内容をまとめると、以下のようなものになっている。

■第3回講義まとめ
・ポップなMIOCHINの世界
・インパクト強めのエフェクトがバズりを生む
・フォロワーとのコミュニケーションで再生数アップ
・セミナー参加者との質疑応答

ポップなMIOCHINの世界

 第3回目の講師として登壇してくれたのはクリエイターのMIOCHIN(みおちん)さん。サイケデリック・レトロ・ポップをミクスチャーした「MIONOSEKAI」という世界観に基づいて投稿されるデュエット、リアクション、声真似、イラストといった多彩な動画は、一度目にしたら忘れられないほどのインパクト。250万人のフォロワーを持つTikTokを始め、各種プラットフォームやSNSで連日のように情報発信を繰り広げている。また、動画以外のデザイン制作業でも活躍中だ。

インパクト強めのエフェクトがバズりを生む

 MIOCHINさんがこの日掲げたテーマは「トレンド・エフェクトを利用してバズを生もう」。自身のこれまでの経験や投稿動画を例に上げながら、カンタン、かつ効果的なエフェクトのコツを伝授してくれた。

 エフェクトがバズりに繋がりやすい理由は「TikTokをはじめたばかりの初心者はまずエフェクト画面を開くから」と前置きしたMIOCHINさん。ショート動画投稿には欠かせないエフェクトだが、短い動画の中に1つ(流行りの)エフェクトを取り入れるだけでクオリティはアップするという。

 特にバズりを生みやすいのは“面白いエフェクト”。二重あごフィルター、顔の調和、狂気スマイル、ベイビー効果のように、顔の形が変わるエフェクトはインパクトがあり、かつ投稿者のキャラクターが際立つのでオススメだという。

ベイビー効果は、大人と子供一人二役での投稿動画で役立ったそうだ。

 また「一回バズったらシリーズ化を狙える」のが実践型エフェクトだという。実践型エフェクトとは、型抜きゲームや紙切りチャレンジのように、楽しみながら動画が撮れるエフェクトのこと。また、当時大ヒットドラマの作中で注目を集めていた遊びと同じエフェクトを使用した際は、一気に再生回数が増えたのだという。

 すでに投稿を日課としているTikTokクリエイターに向けては「今日はネタがないな~」と思った日でも、気晴らしにでも実践型エフェクトを使った投稿をするのがオススメだとしている。MIOCHINさんいわく、「これがバズるの!?」と思うような意外な投稿がバズを生むこともあるのだそう。ともかく「楽しみながら投稿する」ことが大事というわけだ。

フォロワーとのコミュニケーションで再生数アップ

 クリエイターそれぞれに投稿へのこだわりやスタイルは存在するが、MIOCHINさんは特に「TikTok内でのコミュニケーションを大切にする」ことを強く意識しているという。

 MIOCHINさんは「動画の投稿から1時間で再生数やコメントがガッと増えると、おすすめに載りやすくなるのではないか」と想定。

 その効果をブーストするために「目標を決めて毎日決まった時間帯に投稿する」「コメントに対してこまめに返信やいいね!をする」「投稿直後にTikTok以外のプラットフォームでも告知をする」ことを行っているという。ほかにも裏技的なテクニックとして、動画の中に視聴者のコメントを誘うようなテキストを盛り込んでおくことで、コメント欄が盛り上がることはもちろん、「見ている人がコメントをしてくれている間にも再生数が伸びるので一石二鳥!」なのだそうだ。

「コメントしてくれるフォロワーさんはとてもありがたい存在」とその大事さを語った。

 同様に、TikTok LIVEを定期的に行って、新規フォロワーを増やすことも大事だと説く。たとえ日常的に投稿動画を見ていなくても、“素のクリエイター”の姿をきっかけに興味を持ってもらい、それがフォロワー獲得につながることもあるのだとした。

セミナー参加者との質疑応答
楽しみながらの投稿が一番!

 セミナー後半では、TikTok creator academyに参加しているクリエイターが寄せた動画へのアドバイスや、その場での質疑応答が行われた。Q&Aからいくつかを抜粋してお届け!

質問:動画投稿をするベストな時間帯は?

回答:1日に3本投稿するときは12時、15時、18時にしていた。

 日本のファンを増やしたいときは絶対に夜。昼は海外で伸びやすい傾向がある。

質問:トレンドやエフェクトの選び方は?

回答:基本は流行っているものを使うが、流行りすぎているエフェクトは(ほかの動画に)埋もれやすい。

 流行り始めのトレンドを早めにキャッチして、その日のうちに投稿する。著名TikTokクリエイターの投稿をつぶさにチェックすること。

質問:ハッシュタグの適切な使い方は?

回答:エフェクトにあった適切なタグを2、3つけるのがよい。

 これだ!と思った動画があるなら、自分だけのオリジナルタグをひとつ決めるのがいい。「#おすすめにのりたい」は埋もれるのでオススメしない。

質問:バズらなかった動画は消したほうがいい?

回答:基本的には残しておいてマイナスはない。

 私の場合最長で投稿で2週間後に海外で大きくバズったケースがある。ただ、投稿をしている動画がバズってシリーズ化を狙う場合は、(ノイズになる)過去動画は消しても大丈夫だと思う。

質問:毎日投稿を続ける秘訣は?

回答:決まった投稿時間にアラームをかけるなど完全にルーティン化していた。

 ネタのストックは今でもしていて、1日3投稿をしていた時期は10~20は用意していた。

質問:投稿後の再生数の伸び率の目安を教えて!

回答:日本国内でいえば2000再生を超えればいい手応え。

 自分の場合は、ファンが国内と海外で半々なため、バズるまでに半日程度の時差がある。

 MIOCHINさんは「バズりは突然やってくるのでめげずにコツコツ投稿することが大事。自分もそうだけれど、数字に追われるとメンタル的にキツくなるので、楽しみながら投稿することが一番」と語り、一緒に頑張っていきましょうとセミナーを締めた。

 本連載では、今後もTikTokクリエイターアカデミーでの講座内容を随時紹介していく予定だ。次回もお楽しみ に!

TikTok creator academyとは?

 TikTok creator academyとは、次世代のTikTokクリエイターを発掘、支援することを目的にしたプログラムです。現在第2期が進行中で、応募者の中から選ばれた約100組のクリエイターには、2022 年 7 月 から3ヵ月にわたり、TikTokより制作支援金として約10万円x 3ヵ月が支援されます。また、参加者には特別なプログラムとして、クリエイター同士の交流促進となるサポートや、特別なワークショップやセミナーを通して、動画の制作方法やフォロワー数を伸ばすためのコンテンツ戦略について学ぶ機会が与えられます。

【TikTok creator academy プログラム内容や特典の紹介】
[ 1 ] 約10万円 x 3ヵ月の制作支援金
[ 2 ] 豪華講師陣によるセミナーへの参加(7月~9月の間に2回ほど実施)
[ 3 ] 毎週行われるセミナー/交流会への参加(平日月、水、金いずれかの7pmから開催予定)
[ 4 ] 同期クリエイター同士で交流が出来るコミュニティへの招待・参加

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