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故障をきっかけに使ってみたらいい感じ

テレワークの合間にほっと一息できる、EPEIOSの「ドリップケトル」は魅力あり

2022年07月28日 13時00分更新

文● ASCII

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注いでみた。

なにこれ!? 注ぎやすい

 沸かせるお湯の容量は900ml。24~25℃ぐらいの水道水を沸騰させるのに4~5分といったところだ。そして、多機能だけでなく使いやすさにもこだわっている。まず感心したのが、ハンドルの形状だ。親指で支える位置に滑り止めがあって安定するし、この親指の位置とつる首の先が同じ高さになっていて、ペーパードリップする際の注ぎやすさや量の調整しやすさにつながっている。

親指の部分に滑り止めがあっていい。

容器には900mlの線だけ示されている。1杯分だけ沸かしたい時などもあるので、もう少し細かくわかると嬉しいかもしれない。

 注ぎ口の部分は割とスパッと切り取られているのだが、“Gooseneck”デザインの注ぎ口は狙ったポイントに狙った水量で的確にお湯が注げるよう考えた結果できた形状なのだという。S字カーブの先端になだらかな角度をつけ、太さは6.6mmある。細く少なく注ぐことも、太く勢いよく注ぐことも可能で、狙ったポイントに正確なドリップが可能だという。

注ぎ口の部分。水の量を太くたくさん、細く少なく、自在に調節できる。あんまり傾けなくても水が注げる。

 私はバリスタではないし、そこまでこだわって日々コーヒーの抽出に取り組んでいるわけでもないが、確かにお湯を注ぐ際にもどかしさを感じることがあった。ペーパーのこの位置まではお湯入れたいけど、それ以上は嫌というシチュエーションって結構あるのだ。そうか、私はお湯を正確に注ぎたかったのだ! 落としたいところにきっちり正確にお湯を落とせる。これは何と気持ちのいいことか。このあたりは、ぱっと見のデザインだけでなく使ってみた結果、初めて納得できたポイントである。

 あとはふたの部分がしっかり安定している。傾けても外れないのはいい。

ポットとしてはそこまで大きく感じないのだが、台座が意外と大きいので、設置場所はそれなりに取りそうだ。

 キッチンのスペースは意外と手狭なので、設置スペースも気になるところ。設置面積はいままで使っていた電気ケトルと比べて、結構大き目。コンセントにつなぐ必要もあるので、買う前に置ける場所があるかはあらかじめ確認しておいたほうがいいかもしれない。 使い始めてまだ数日で、コーヒーを入れたのも数回。使っていて感じることはいろいろあるが、持ちやすく、お湯を注ぐ位置をぴったりと決められる感じが素晴らしく快適。すいすいとコーヒーにお湯を注げて楽しい。

 お湯を沸かすと熱くなる場所なので直接触る機会は少ないが、濃いこげ茶の本体の表面にはシボ加工が施されており、質感もいい。キッチン家電というと、白やグレーの明るい色のものが多い中、こういう落ち着いてハイエンド感のある色合いもいいのでは?

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