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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第51回

【鉄板&旬パーツ】用途や環境によっては500GBで十分! WD_BLACK SN770の500GBを試してみた

2022年07月24日 12時00分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII

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 コストを抑えた自作PCにイチオシで、幾度か紹介してきたWestern DigitalのPCIe4.0×4対応M.2 SSD「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」。筆者もビジネスワーク向けのコンパクトPCと、PS5の拡張ストレージに容量1TB「WDS100T3X0E」を愛用している。

 文句なしのパフォーマンスと、1TBで秋葉原最安価格1万4380円(サハロフ佐藤のアキバ定点観測(7月16日調査分))という魅力ある価格で、これまでと変わらずおすすめしたい製品になっている。ただ、これまで紹介してきたのは、1GBあたりの単価や、高い性能を発揮するなどといった点から、容量1TBのモデルになる。

 実際、1TBは使い勝手良いのでイチオシなのだが、“コストをトコトン抑えて組みたい”、“セカンドPCやビジネスワークPCでの利用”、“各種データーはNASなどの外付けストレージに保存”などといった場合は、500GBクラスで十分だ。そこで、あまりレビューされない500GBの「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」を試してみることにした。

1TBモデルと同じように売れ行き好調な500GBの「WDS500G3X0E」。価格は8800円前後になる

 500GBモデル「WDS500G3X0E」のスペックはシーケンシャルリード5000MB/sec、同ライト4000MB/sec。ランダムリード4KB 46万0000 IOPS、ランダムライト4KB 80万0000 IOPSになっている。

 1TBモデルと比べると、シーケンシャルのリードが150MB/sec、同ライトが900MB/secと大きくダウン。ランダムはリードが74万IOPSなので大幅ダウンだが、ライトは同じ80万IOPSだ。

WD_BLACK SN770 NVMe SSDのスペック表
型番 WDS500G3X0E WDS100T3X0E
容量 500GB 1TB
フォームファクター M.2 Type2280
インターフェース PCIe4.0×4、NVMe1.4
シーケンシャルリード 5000MB/sec 5150MB/sec
シーケンシャルライト 4000MB/sec 4900MB/sec
ランダムリード(4KB) 46万IOPS 74万IOPS
ランダムライト(4KB) 80万IOPS 80万IOPS
TBW(総書込容量) 300TBW 600TBW
保証期間 5年間
価格(税込) 8800円前後 1万4400円前後
1GBあたりの単価 17.6円 14.4円

片面実装で、コントローラーとNANDチップを確認

コントローラーとNANDチップには、SanDiskの刻印が入っていた

システムを導入してパフォーマンスチェック

 Core i7-12700を搭載したテスト環境に「WDS500G3X0E」を取り付け、Windows 11をインストールしてパフォーマンスをみていこう。

CrystalDiskInfo 8.17.3

「Western Digital SSDダッシュボード」。温度やアクセス速度などのモニタリングや、ファームウェアのアップデートができる

テスト環境
CPU インテル「Core i7-12700」
(12コア/20スレッド、最大4.9GHz)
ベアボーン ASRock「DeskMeet B660」
(インテルB660チップセット)
メモリー CFD「W4U3200BMS-16G」
(16GB×2枚、DDR4-3200)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6600 Challenger ITX 8GB」
(Radeon RX 6600、8GB GDDR6)
ストレージ Western Digital「WD_BLACK SN770 NVMe 500GB」
(500GB M.2 SSD、PCIe4.0)
電源ユニット 80PLUS Bronze 500W
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

 パフォーマンスは、Windows 11や各種ドライバーなど60GB程度を利用した状態に加えて、全容量465GBの半分以上となる259GBを使った状態でも計測した。

しばらく使った状態を想定し、全容量465GBの半分以上を使用した

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