GPU内蔵のAMD Ryzenプロセッサー「Ryzen 5 5560U」を搭載

メタリックなレッドがカッコいい! 10万円台のノートPC「mouse X4-R5」は14型・約1.16kgで作業しやすさとモビリティーを両立!

文●松野将太 編集●八尋/ASCII

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mouse X4-R5 [ Windows 11 ]。直販価格は10万9800円から

 マウスコンピューターの「mouse X4-R5 [ Windows 11 ]」は、GPU内蔵のAMD Ryzenプロセッサー「Ryzen 5 5560U」を搭載する、14型のスタンダードノートパソコンだ。OSとして最新の「Windows 11 Home(64bit)」を採用し、重量は約1.16kg。13型クラスよりも大きな画面サイズと軽量さで、シーンを選ばずに活躍できる汎用性の高さが特徴のモデルとなっている。

 今回は、そんなmouse X4-R5の外観と使い勝手をチェックしていこう。

メタリックレッドの天板が目を引くユニークな筐体カラーを採用

本体カラーはレッド×ブラックの2色。主に天板部分にメタリックレッドを採用しており、正面からだとヒンジやベゼルに若干のレッドカラーが見える

天板にはマウスコンピューターのロゴもあり、カラーと合わせてかなりカジュアルな印象を受ける。個性的なノートパソコンがほしい、というユーザーにとっては大きな魅力だろう

 mouse X4-R5の筐体においてもっとも目立つのは、レッド×ブラックと2色のカラーを採用している点だろう。主に天板部分にメタリックレッド、それ以外の部分をシンプルなブラックにしたことで、折り畳み時には鮮やかな天板部分がよく目立ち、カジュアルな印象を与える恰好となっている。

 また、天板中央部にはマウスコンピューターのチーズを模したブランドロゴも。ビジネス用途にはやや目立ちすぎる感もあるが、家庭のリビングパソコン、学生向けの頻繁な持ち運びを想定したノートパソコンといった用途であれば、あまり気にならない。

折り畳み時の本体正面。とくにインターフェース類の配置はない

背面にもインターフェースはない

 本体サイズはおよそ幅320.2×奥行214.5×高さ17.5mmで、重量は約1.16kg。後述するように14型クラスのディスプレーを採用しているため、15.6型のノートパソコンよりも重量を抑えつつ、一般的な持ち運び用の13型ノートパソコンよりも大きな画面を実現できているのが魅力の1つ。一般的なノートパソコンとしてもかなり軽いため、普段から持ち運ぶ用途にはとくに適しているといえるだろう。画面の大きさと軽量さをどちらも取りたい、といったユーザーにはうれしい仕様だ。

左側面。USB 3.1、USB 2.0、有線LAN端子、セキュリティースロット、ヘッドフォン出力・ヘッドセット/4極を配置している

右側面。USB 3.1 Type-C、USB 3.1、外部映像出力用のHDMI出力、充電コネクターを配置

 インターフェース類は、このクラスのノートパソコンとしてはほぼオーソドックスな構成だが、右側面には映像出力も可能なUSB 3.1 Type-C端子を備えている。最近は採用機器が増えていることもあり、スマートフォンの充電や外付けSSDの接続といった活用は十分に考えられるだろう。

 USB自体は合計4ポートあり、たとえば外付けのキーボードやマウスを接続しても使えるポートが残る。一般的な用途で不足に悩まされることはなさそうだが、不足するようであれば別途USBドックなどを用意してもよいだろう。通信機能は左側面の有線LANポートのほか、Intel AX-200によるWi-Fi 6対応の無線通信が利用できる。

キーボードはテンキーなしの日本語配列。14型クラスのノートパソコンということもあって、それほど窮屈さは感じないレイアウトだ

ノートパソコンの底面。ヒンジ付近の奥まった箇所は通気口が大きく切り抜かれている

 キーボードはテンキーなしの82キー日本語配列。キーピッチは約18mm、キーストロークは約1.4mmで、画面サイズが14インチと大きめなこともあり、レイアウトにはやや余裕が感じられる。打鍵感は一般的なメンブレンキーボード相応で、とくに目立った点はない。タッチパッドの大きさも余裕があるため、違和感なく使っていけるだろう。

ディスプレー解像度はフルHD(1920×1080ドット)。ベゼルは比較的薄型だ

パネル上部には100万画素のウェブカメラを搭載。流行りのリモート会議などでも活用できる

 ディスプレーサイズは14型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、映り込みの少ないノングレアのパネルを採用している。ビジネスノートパソコンに多い13型クラスのパネルよりも若干大きく、少しでも大きな画面がいいというユーザーにはうれしい仕様だ。

 また、HDMIコネクターおよびUSB Type-Cポートが映像出力に対応するため、より大画面で操作したい場合は、外付けのディスプレーを用意してもいいだろう。画面上部には100万画素のwebカメラを搭載しており、リモートのweb会議やミーティングなどでも利用できる。普段使いであれば不自由のない機能をしっかり備え、拡張性もそれなりに確保されているといっていい。

 外観や使い勝手に関してはここまで。次回は製品のスペックに注目してmouse X4-R5の実力を見ていこう。

mouse X4-R5 [ Windows 11 ]の主なスペック
CPU Ryzen 5 5560U(2.3GHz~最大4.0GHz)、6コア/12スレッド
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 14型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1 Type-C(USB PD、画面出力対応)、USB 3.1×2、USB 2.0、HDMI出力、有線LAN端子、ヘッドフォン出力・ヘッドセット/4極
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ(Windows Hello対応)
サイズ/重量 およそ幅320.2×奥行214.5×高さ17.5mm/約1.16kg
OS Windows 11 Home(64bit)