全日本ラリー モントレー戦スタート
本格的にメカニックの作業も開始!
皆さんこんにちは、レースクイーンの荏崎ろあ(@roa_ezaki)です。今回は全日本ラリー選手権 第5戦「MONTRE 2022」DAY1でのメカニックの様子をお届けします!
先日掲載された記事(全日本ラリーで現役レースクイーン・荏崎ろあがメカニックとして大活躍!)は準備段階の金曜日のもので、今回はいよいよラリー出走本番についての記事になります。
土曜DAY1も朝が早く、7時には群馬サファリパークのサービス会場で、ラリー車をスタートさせるための準備が始まりました。セッティングは前日にある程度終わっていましたが、昨晩が雨だったため、どのタイヤを使用するかの確認から始まりました。
監督とドライバーの相談の末、私たちのGRヤリスはDUNLOP 93Jというハードウェットタイヤを選択。タイヤ&ホイールの交換と、足周りの減衰調整などタイヤに合わせた細かいセッティングを済ませます。
ラリーでは各車両毎にスタートする(サービスパークを出発する)時間が、前日のスタートリストの発行で決められます。私たちウェルパインモータースポーツの村田選手/梅本選手のGRヤリスは8時28分がスタートリストに記載された時刻。想像していたよりも早く準備を終わらせなければいけませんでした。
チーフメカの早水さんや、ほかのメカニックさんが最終のチェックをしている間、私はスタート前の洗車。強風で飛ばされるリスクを考慮して、テントは昨日たたんで撤収したため、ラリー車両は外に置いてあり、雨に濡れてかなり汚れていました。昨日は洗車のやり方も教わったので、少し手際よくできたと思います。
車両のセッティングや洗車が終わると、いよいよスタートするのみですが、スタートリストに記載された8時28分にサービスパーク出口となるTC0(タイムコントロールゼロ)に到着するよう、チームのサービススペースを出る時間も考慮しなければいけません。
たとえば、サービスタイムが20分と定められた場合、サービスパーク入り口のTCからチームのサービススペースに移動する時間と、チームのサービススペースからサービスパーク出口のTCまで移動する時間を含めると、実質作業できる時間は15分くらいになってしまいます。その間にタイヤを外して、足周りをチェックして、オイルを交換するとなるとゆっくりな作業スピードでは間に合いません。しかも、洗車も含むため、ラリーではひとつひとつの作業が正確かつスピードが求められる競技だと思いました。

この連載の記事
-
第70回
自動車
梅本まどか、ハイラックスのラリーでチャンピオン獲得! ドライバーの番場選手は4連覇! -
第69回
自動車
「絶望のエンジン故障」久万高原ラリーは悪夢のサバイバル! 梅本まどか、最高の走りを見せた直後のリタイア劇 -
第68回
自動車
梅本まどか、ラリー北海道のXCRも優勝し4連勝達成! 番場選手のV4に王手 -
第67回
自動車
梅本まどか、2025年もモリゾウチャレンジカップに参戦! ペースノートの大事さを改めて実感 -
第66回
自動車
今年の梅本まどかはハイラックスで北海道を爆走! チャンピオンを目指して良いスタート -
第65回
自動車
ラリージャパンは一旦終了! 今年は男女の若手ドライバーでモリゾウチャレンジカップに挑む! -
第64回
自動車
梅本まどか、ラリージャパン3年連続表彰台! 豊田スタジアムで無敗記録を作る -
第63回
自動車
ラリージャパンの3日目は伝説vs現役の戦いが勃発も梅本まどか組の勝利に! -
第62回
自動車
ラリージャパン2日目、梅本まどか組は伝説のドライバーとガチンコ勝負に -
第61回
自動車
ラリージャパン 2024がスタート! 梅本まどかはクラス3位で上々の滑り出し -
第60回
自動車
BIGLOBE、ラリージャパンでウェルパインモータースポーツに協力しロゴ掲出! - この連載の一覧へ


















