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エッジAIのIdein、JR東日本駅構内の店舗にてAIカメラを活用したオンライン接客を支援

Idein
2022年07月01日

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Idein
リアル店舗のデータ取得によるOMOでのマーケティング活用に期待

Idein株式会社(読み:イデイン、本社:東京都千代田区、代表取締役:中村晃一)は、東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)が開業する「Eki Tabi MARKET(以下:えきたびマーケット)」にて、JRE MALLのオンライン接客型店舗「JRE MALL Meet」のサービス開始に当たり、ActcastのAIカメラを活用した実証実験を6月30日より開始することをお知らせします。



■実証実験概要
 Ideinの提供するActcastのAIカメラと、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)の提供するWeb会議システム「Webex」を組み合わせることで、オフラインとオンラインが融合した新たな購買体験を提供します。具体的には、AIカメラを使ってJRE MALL Meetへの来店人数の把握と顧客の属性分析を行うほか、JRE MALL Meetに設置されたサイネージや商品の視認率の計測をおこないます。また、今回新たな取り組みとして、ビジネスチャットツールである「Slack」と連携しています。店舗に来店があるとオンライン接客を担当するスタッフへSlackで通知が飛ぶようになっており、スムーズなオンライン接客を実現します。
 オフラインからオンラインの購買行動がシームレスに繋がることにより、Webマーケティングでは当たり前に行われているファネル計測がリアル店舗においても可能になります。OMO(Online Merges with Offline: リアル店舗とオンラインショップの融合)による新たなマーケティング施策とその効果測定を繰り返すことができ、より良い顧客体験の提供が可能になります。
 なお、エッジAIプラットフォーム「Actcast」を利用しているため、データ収集で個人が特定されません。取得した情報はAIカメラ内で処理され解析結果はテキストデータのみとなるため、顧客のプライバシーに配慮した情報活用が可能となっています。

・実証期間: 2022年6月30日(木)~ 9月30日(金)
・場所:えきたびマーケット(大宮駅構内 改札外)
・AIカメラ設置台数:4台
・取得データ:通過人数(Slack連携による通知機能)、サイネージ/商品の視認率計測、顧客属性(性別・年代)
・実施目的:JRE MALL/JRE MALL Meetの利用率の向上、店舗内商品購入率の向上


■「えきたびマーケット」および「JRE MALL Meet」について
 「えきたびマーケット」は、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」の一環で、JR大宮駅構内に、地域・地方とつながる場として、4月に先行開業している「駅たびコンシェルジュ大宮」に加えて、「イベントスペース」「シーズンショップ『コレもう食べた?』」「STATION BOOTH」などを開業し、毎日の暮らしを便利にするサポート機能と、各地の魅力を楽しんでいただく情報発信機能を備えた新たな場として6月30日に全面開業するものです。「JRE MALL Meet」は、JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」で販売している商品の中から旅や地域産品をテーマにした商品を定期的に入れ替えながら陳列して販売します。来店客は実際に商品を手に取りながら、気になる商品があれば画面越しにオンライン接客を受けながら「JRE MALL」で購入できる仕組みになっています。


■「Actcast」について
 「Actcast」は、画像や音声等の解析技術を用いて実世界のデータを収集・活用できるようにする国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームです。以下のような特長を評価いただき、2022年5月末時点で140社を超える企業にパートナーとして参画いただいております。(ActcastサービスサイトURL: https://www.idein.jp/ja/actcast

■「Actcast」の特長
●高度なAI解析をクレジットカードサイズの小さく安価なデバイスでできるため、デバイスのコストを劇的に削減できる(通常は数十万円のデバイスを使用するようなAI解析を数千円のデバイスで使用可能)
●当社独自の高速化技術によりAIモデルの軽量化をすることなく最先端のAI解析ができる
●カメラ、マイク、温度計等を搭載したセンシングデバイスを使用して、多様な実世界の情報を収集・活用できる
●リモートで複数デバイスの管理・運用ができる
●エッジAIは必要最低限の情報だけをクラウドへ送るため、プライバシーに配慮しながら利用できる

■シスコシステムズ合同会社について


 シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコはインターネットを支えるテクノロジーにおいて世界をリードしています。グローバルにインクルーシブな未来の実現に向けて、シスコはお客様のアプリケーションを再構築し、セキュリティを確保し、インフラストラクチャを変革し、チーム力を高めることで、新たな可能性を生み出します。

【設立】 1992年5月22日
【代表者】 代表執行役員社長 中川 いち朗
【所在地】 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
【資本金】 450百万円
【事業内容】 ネットワークシステム、ソリューションの販売ならびにこれらに関するサービスの提供
コーポレートサイトURL: http://www.cisco.com/jp

■Idein株式会社について


 安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現した、世界にも類を見ない高い技術力を有するスタートアップです。当該技術を用いたエッジAIによる現場データ収集プラットフォーム「Actcast」を開発し、実用的なAI/IoTシステムを開発・導入・活用する開発者及び事業会社へのサービス提供を行っております。今後もパートナー企業と共に、AI/IoTシステムの普及に貢献してまいります。「実世界のあらゆる情報をソフトウェアで扱えるようにする」をミッションに掲げ、日本国内では経済産業省 J-Startup選定をはじめ、日本経済新聞社 NEXTユニコーン企業にも選ばれています。英Arm社のAI Partnerや、米NVIDIA社のInception Program Partnerになるなど、海外でも高く評価いただいています。

【設立日】 2015年4月7日
【代表者】 代表取締役 中村 晃一
【所在地】 東京都千代田区神田神保町1-4-13
【事業内容】 Actcast(エッジAIプラットフォーム)事業、受託開発事業(次世代自動車技術開発での協業等)
コーポレートサイトURL: https://www.idein.jp

「国内シェアNo.1」について
デロイト トーマツ ミック経済研究所 『エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望 2021年度版』 「エッジAIプラットフォームのベンダシェア(台数)」の調査結果による

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