最初、純アナログ商品であるコンセントタイマー、ダイヤルタイマー、24時間くりかえしタイマーの3台は、今もあるキッチンタイマーのようにゼンマイ式かと想像していたが、実際は内部にモーターが入っているものだった。東日本と西日本では電源周波数が異なるために50Hzの商品と60Hzの商品、両者をスイッチで切替できる両周波数対応の商品がある。
筆者がメルカリで手に入れた、昭和レトロな「ナショナル」ロゴのコンセントタイマーは60Hzのみの商品であり、筆者の住む東京では正確な時間の検証ができない。ダイヤルタイマーと24時間くりかえしタイマーはパッケージ表面にも「周波数切替」の注意が朱書きされており、プラグのある背面側には切替スイッチが用意されている。
今回、手に入れた昭和な「なんちゃってスマートプラグ」は、リモコン操作や電子スイッチ操作で動作する製品やセンサー機能により自動制御する製品、電子タイマー内蔵の製品などの家電製品には使用できない。当然のことだが、これらの製品には令和のスマートプラグ製品も同じように対応できない。肝心なところはスマートではないのだ。
実際に昭和な「なんちゃってスマートプラグ」も、令和なIoT時代の「スマートプラグ」も基本的には動作させることのできる家電製品の条件は、ほぼ同じだ。後者はスマホアプリを介して条件を設定できるだけで、数十年以上経っても、その本質はほとんど何も変革していない。
なのでアナログであってもデジタルであっても、スマホで管理できてもできなくても、一般的に活用できる家電製品はそれほど多くはない。我が家で言えば、物理スイッチでオン/オフやチューナーを特定局で固定できるブリオンベガのFMラジオ、物理ボタンで点灯・消灯のみを制御できるフロア型照明などだ。
ただ安全基準上、スマートプラグは電気こたつや温風ヒーターなど電熱機器のタイマー電源オン/オフには使用できない。なんちゃってスマートプラグは、エアコン・クーラーには使用できず、電熱機器以外のそのほかの製品については取説で確認してほしい。今回は24時間くりかえしタイマーとフロア型照明を使ってオン/オフの設定をやってみた。
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