ちょっとしたお出かけが、世界を救う壮大な冒険へ発展する王道ストーリー
高解像度&60fps化!Switch版『那由多の軌跡 アド・アストラ』は気軽に楽しめるストーリーアクションRPG
危ないときはローリングだ!アクションバトルは剣技と魔法の使い分けが楽しい
本作は剣を振るったり、アーツ(四季魔法)と呼ばれる魔法を使ったりして戦う。敵を倒せば経験値が溜まり、レベルアップして強くなっていくオーソドックスなアクションバトルを採用している。
敵の攻撃を避けるのは、基本的にローリング(前転回避)が便利。無敵時間が一瞬発生するうえ、走るより少し早く移動できるので割と高頻度でローリングを使用していた。
物語が進めばナユタのアクションが増えるほか、「ギアクラフト」と呼ばれる特殊アクションも使えるようになっていく。最初はシンプルな動きから入り、少しずつ「できること」が解放されていく遊び方は、アクション初心者にも優しい作りになっていると感じた。
アーツは各ステージで中ボスみたいなのを倒したり、クエストの報酬として会得したりする。弾数の多い低威力の魔法から、一撃で画面全体の敵を対象に超ダメージを与える魔法など、その種類はさまざま。
また、難易度もビギナー、ノーマル、ハードと用意されており、ビギナーに設定すれば補助の足場が用意されるなど、アクションが苦手な人への配慮も万全。これもまた同社の「イース」シリーズに代表される“優しさ”の現れと言えるだろう。
■今年で35周年!お久しぶりな人も初めての人もシリーズ最新作『IX』で「イース」の“優しさ”の歴史に触れてみよう
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まだ遊んだことのない人には文句なしでオススメの一本!
本作『那由多の軌跡 アド・アストラ』は、冒頭でも触れたとおりPSP版のHDリマスターという位置付けであり、グラフィックやイラストの美麗化、60fps対応、高音質化を施したアップグレード版となる。
また、2021年6月に発売されたPlayStation 4版『那由多の軌跡:改』も同様のアップグレードがされた作品であり、タイトルこそ違うものの内容はほぼ同じだと言える。PS4版のプレイレビュー、およびほかの「軌跡」シリーズとの繋がりの考察は、下記の記事を参照してほしい。
■本当に「外伝」なのか……?PS4版『那由多の軌跡:改』初プレイのレビューをお届け!
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本作は「気になってたけど遊んだことないんだよなー」という人や、「PSP版はプレイしたけど久しぶりに遊びたいなー」という人にはとてもオススメできる作品。物語は非常に盛り上がるし、バトルアクションは幅広い層に対応した難易度設定ができるため、いい意味で人を選ばない。
また、サクサクとテンポよく遊べるので、短い時間に1ステージだけプレイするという遊び方も可能だ。Switch版ならスリープ機能も一瞬で使えるため、よりお手軽感があるのもメリットの1つ。携帯機モードなら寝っ転がったラクな姿勢でプレイできるのもありがたい。
今回のSwitch版発売を機に、『那由多の軌跡』の美しく幻想的な世界を堪能してみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:那由多の軌跡 アド・アストラ
ジャンル:ストーリーアクションRPG
販売:日本ファルコム
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:2022年5月26日
価格:4378円(パッケージ版)/3960円(ダウンロード版)
CERO:B(12歳以上対象)
© Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
※Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※”PlayStation” is a registered trademark of Sony Interactive Entertainment Inc.
※そのほか、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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