レギュラー幅なのでちょっと大きめでピッタリ
NSNの下の「E25502A」はよくわかんないですけど、BATESのサイトを見るとExxxxxっていうのは品番のようです。枝番のAは改良されたということかも。
その隣の9とRはサイズと幅。9Rはサイズ9のレギュラーです。センチでいうと27cmになるのかな。
日本人は足の幅が広い人が多く、ワタシも例外ではありません。足がちっちゃいので25.5cmでも入るんですけど、海外製でRegularの場合は少し大きい26.5cmがいい感じです。このブーツの場合は9Rでピッタリでした。クッション製のある中敷があるおかげかもしれません。
その下の「24 97018557」はこれまた何だかわからず、想像もつかないのでスルー。「BOOT, HOT WEATHER」はこのブーツの正式名称です。「11/11」は2011年11月製造ってことじゃないかな。DoDの契約年とも合いますし。アメリカ表記なので月/年ですよね。
なぜか数字が飛んでいるNSN
サイズ違いが存在する物の場合、サイズごとにNSNが違っていることがあります。このブーツがまさにそれ。3から16まで1/2刻みで27のサイズがあり、さらに幅がNarrow、Regular、Wide、X-Wideの4種類。27×4で合計108ものNSNが割り振られています。
ちょっと驚きだったのはNarrowやX-Wideなんていう幅が用意されていたこと。せいぜいRegularとWideぐらいだと思っていたので意外でした。まあでも、当然と言えば当然なのかな。軍人は1日に何十kmも歩いたりするから、サイズが合わなかったら最悪ですもんね。
最小は3のNarrowで、NSNは「8340-01-482-9944」。最大は16 X-Wideの「8430-01-483-0088」。3番目の数字が482と483の2種類あるのは、サイズ7で8340-01-482-xxxxを使い切ったためです。サイズ7 1/2のNarrowが「8340-01-483-0000」で、以降は483-xxxxとなっています。
でもこれだとちょっとおかしいんですよね。全部で108種のはずなのに、9944から0088までだと145あります。
と思って一覧表をよく見てみたら、なぜか途中で番号が飛んでいました。規則性は見られず、日本でいう4や9を避けるとか、欧米の13がないみたいな感じではなく、ところどころランダムに抜けています。
試しに抜けてる番号を検索してみるとまったく引っかかってこないので、やはり存在しない数字みたい。なんででしょうね。こういうのって気持ち悪いなぁ。
アッパーはナイロン+レザーで丈夫、内部はメッシュでサラサラ
アッパーの素材はナイロン+レザー。バックスキンみたいなケバケバした革素材です。
ゴアテックスが使用されているブーツもあるようですが、このブーツはたぶん違うと思います。レザー部分は、現行モデルと同じなら耐油性、耐汚染性、耐摩耗性にすぐれているはず。
内側はメッシュになっています。サラサラしていて暑い日でも履き心地は抜群。さすがHOT WEATHERというだけあります。
内側のサイド部分には通気口が2つ。涼しい反面、砂漠地帯向けなだけに雨にはあんまり強くないのかもしれません。
お買い得の一品でした
ソールはMOABと同じビブラム社製のビブラムソールです。
全体的な見た目はかなりボロっちく見えますが、ソールはほとんど減っていません。あんまりアスファルトなどの硬い地面で使ったりしなかったのかも。パターンはオーソドックスなブーツって感じで、滑ったりすることもなく、しっかりグリップしてくれます。
靴ひもは硬めの丸ひも。
丸ひもはいつの間にか緩んじゃうことが多いように思うんですけど、これは細いせいかシッカリ結ばれたままになってくれます。しかも適度な硬さがあるため結び目が必要以上に固く締まってしまうようなこともなく、脱ぐときはほどきやすいのでお気に入りです。
アッパーはというと、写真を撮っていても真っ直ぐ立っていてくれないぐらいヘナヘナですが、これはよく言えば硬さが取れて柔らかくなっているということ。履いていても動きにくいようなこともなく、むしろ好都合です。しかもレザーのところこそ汚れたり傷になったりしているものの、ナイロンの部分はほぼ痛みがありません。
内側もほつれや擦り切れもなく超きれいだし、もしかしたらお買い得だったかも。これなら当分は履き続けられそうです。
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