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サステナブルな新素材を使った梱包材も発表

「New Latitude 5000シリーズ」はデル史上最も“サステナブルなノートPC”

2022年04月05日 21時30分更新

文● ASCII

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Latitude 5531

 デル・テクノロジーズは4月5日、アースデイに先立ち、増え続ける廃棄物や資源の制約といった問題に対処するため、デル史上最もサステナブルというノートPC「New Latitude 5000シリーズ」とサステナブルな新素材を使った梱包材を発表した。

 Latitude 5000シリーズは、同社で最も多く生産されているPCのため、同製品へのサステナビリティーへの投資は、効果的に大きな影響につながるとする。最新のLatitude 5000シリーズでは、リサイクル素材や再生可能素材の使用を増やすために、ノートPCの天板は、製紙業界からアップサイクルされた樹木由来のバイオプラスチック(21%)や再生炭素繊維(20%)、使用済みプラスチック(30%)など、71%がリサイクル可能かつ再生可能な素材で作られている。

 システムのベース部分には、石油系素材への依存を低減するため、再生炭素繊維(20%)とヒマシ油(39%)から作られた新しいバイオベースのゴム足を使用。さらに、海洋プラスチックの使用の対象を梱包材から製品へと拡大し、ファンのケース(28%)にも海洋プラスチックを使用している。本製品を保護するための梱包材は、100%リサイクルまたは再生可能な素材で作られている。

 その他、Precision 3000シリーズ モバイルワークステーションのファンのケースやOptiPlex 5000マイクロ デスクトップ、Precisionワークステーションのファンおよびそのケースにも海洋プラスチックを使用している。また、EcoLoop Proシリーズのバックパックやスリーブ、ブリーフケースの外側のメインファブリックにも100%海洋プラスチックを採用する。ヒマシ豆に由来するバイオベース ゴムは、Latitude 7430、7530、Precision 3000シリーズ モバイルワークステーションの底面バンパーにも使用されており、サステナブル素材の比率を高めている。

 同社は、2017年に水路に流れ込む前に廃棄物を回収して資源に変えることを目的として、海洋プラスチックを使用した商用の梱包材を作るプロジェクトを立ち上げた。以来、海洋プラスチックを使用した梱包材の取扱量を拡大し、22万7000ポンドを超える海洋プラスチックを消費し、510万個以上のリサイクル可能な梱包用トレーとエンドキャップにこの素材を使用している。

 同社は、2030年に向けたムーンショットゴールの達成に向けて、100%リサイクル可能な再生可能素材を使用した初の梱包材を導入。新しい梱包材として、電源コードや書類などの梱包材を、従来のビニール袋から紙製に変更した。また、サステナブルな方法で調達された竹とサトウキビ繊維パルプから作られたインナートレーを備えた配送用リサイクル段ボール箱や、紙製テープを採用し、ビニールテープの使用により発生する可能性のある廃棄物汚染を低減する。

 これらの梱包材は、Latitudeシリーズ ノートPC、Precisionモバイルワークステーション、XPSシリーズのデバイスの新製品すべてに展開していく。

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