筆者は情報石器時代に某社の社内研修でIBM S/370のアセンブラーをかじり、その後は趣味でFM-7とPC9801のプログラムを少し遊んだ。基本的にプログラミングの素養と適性はまったくゼロに近い素人だが、ミーハー度だけは極めて秀でている自信がある。
そんな昭和脳の筆者はRaspberry Piと聞くと、IoT系のインテリジェントな構成部品の一つか、キッズから成人までのプログラミング学習用コンピューターだと思ってしまっていた。なので秋葉原のパーツ屋さんで手に入れたラズパイボードも、宅内行方不明の状況だ。
そんな筆者が昨年秋、いつものようにぼ〜っとネットを眺めていた。そこで周辺機器さえ繋げればすぐに使えるキーボード一体型の「Raspberry Pi 400」という超コンパクトでかわいいパーソナルコンピューターキットを見つけた。長く品切れだったことも後押しして、筆者はいつもの脊髄反射でポチっと衝動買いした。
何と購入価格はブランド物のキーボードより安い9790円。筆者が購入したのは、日本語キーボード一体型の本体のみで、マウスやHDMIケーブル、ACアダプター電源、SDカードをセットにした「Raspberry Pi 400 スターターキット」(1万3200円)ではない。ネット上には電源がシビアなのでACアダプターは純正を推奨する声もあるようだ。
周辺機器は購入しなかったが、素人筆者はネットで「公式Raspberry Piビギナーズガイド」を追加で購入した。Raspberry Pi OSのmicroSDカードへの導入などに関しては、すでにネット上でも先人が多くを詳細に公開してくれているので不要かもしれない。ビギナーの筆者はタイトルにある「RASPBERRY PI 400対応版」という表記が刺さったようだった。
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