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2kgの洗濯物を約99分で乾燥:

シャープ、小さい衣類乾燥除湿機 洗濯物の真下に置ける「CV-P60」

2022年03月24日 11時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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衣類乾燥除湿機 CV-P60
発売日 2022年4月28日
想定実売価格 3万7000円前後
シャープ

https://jp.sharp/joshitsu/

 シャープが3月24日、高さわずか約32cmの小さな衣類乾燥除湿機「CV-P60」を発表しました。4月下旬発売で、想定実売価格3万7000円前後。冬場に強いデシカント方式で、コンパクトサイズながら2kgの洗濯物を99分で乾燥させる性能を持ちます。

 同社の調査によれば、衣類乾燥除湿機への不満ナンバーワンは「サイズが大きい・重い」。そこで新製品はコンパクトサイズを実現すべく、内部構造をイチから刷新。主要部品を横向きに設置することで、高さをおさえた横向き構造にあらためました。

主要部品を横向きに設置することで高さをおさえた(画像はスケルトンモデル)

縦(右)から横(左)に変えたことでサイズをおさえている(画像はイメージ)

 高さは従来機(CV-P71)の約52cmから約32cmへと小さくなり、物干しラック下に設置できるようになりました。ラック下に入れることで奥の洗濯物まで風が当てられるようになり、乾きムラを抑制。衣類乾燥スピードの上昇にもつながるといいます。

背が低いので物干しラックの下に置ける

可動式ルーバーはないが、上方の全方向に風を吹き出す

 乾燥方式はデシカント式。衣類乾燥除湿機には冷却機で結露させて除湿するコンプレッサー式、ヒーターを使うデシカント式、両者を合わせたハイブリッド式があり、デシカント式は冬場に強い方式です。ただしヒーターを使うため、衣類乾燥時の消費電力は510Wと4人用のコタツ並み。乾かす洗濯物の量によっては結構な電気代がかかることになるかもしれません。

 本体下部にある排水タンクは凹凸が少なく、お手入れしやすい構造に。取っ手つきで引き出しやすく、ふたつきでカップ焼そばの湯切りよろしく排水ができます。ホコリブロックプレフィルターを搭載し、本体内部にホコリが入りづらい工夫もしています。

排水タンクは取っ手に指をかけて引き出す

フタつきで湯切りのように排水する

凸凹が比較的少なくお手入れがしやすい作り

本体内部にホコリが入りづらいプレフィルターつき

 サイズは幅300×奥行き300×高さ323mm、重量は約6.7kg。排水タンク容量は1.5L、除湿能力は1日あたり5.4L/5.6L(50Hz/60Hz)です。

 子どもが生まれてからというもの、大量の洗濯物をさばくため衣類乾燥除湿機は欠かせない存在になりました。ドラム式洗濯乾燥機を購入してからもタンブラー乾燥NGの洗濯物は衣類乾燥除湿機頼みです。しかしハイブリッド方式はサイズが大きすぎ、併用するならもっと小さい方がいいなというのが最近の感想。ドラム式と併用するには電気代がやや気になるところですが、サイズが小さく乾燥が早そうなところはとても魅力的。子どもがいない少人数世帯でも重宝しそうな仕様ですね。

 

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