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イネーブルドスピーカーで手軽に立体感のある音響環境

最小限の手間で最高峰の音。「DHT-S517」で叶える高音質在宅オーディオ

2022年03月24日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

提供: D&Mホールディングス

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イネーブルドスピーカー、最初から入ってます

 自宅の音質をアップグレードしましょう。そのためにサウンドバーを買いましょう。どこかで聞いたような話だ。しかしちょっと待ってほしい。俺の話を聞いてくれ。

DHT-S517は、本体と専用のワイヤレスサブウーファーをセットにした製品だ

 本稿で勧めたいのは、デノンの「DHT-S517」というサウンドバーだ。このサウンドバーは「テレビに追加すると、音が良くなるんですよ」というレベルを遥かに超えている。

 その理由はいくつかあるが、まずは仕様面から解説したい。第一に、DHT-S517には「Dolby Atmosイネーブルドスピーカー」と呼ばれる特殊なスピーカーが備わっている。

 イネーブルドスピーカーは、斜め上に向かって音を出力するスピーカーだ。通常、ペアでオーディオシステムに搭載し、3Dサウンド対応のオーディオ環境を構築する場合に使用される。

イネーブルドスピーカーは、このメッシュの奥に配置されている

操作部は非常にシンプルだ

 前方だけでなく、斜め上にも音を出力することで、音場空間に“高さ”を付加し、より没入感の高い、臨場感のあるサウンドを実現するというのが、その効果。動画配信サービスなどでも増えている「Dolby Atmos」に対応したコンテンツなどとの相性は抜群だ。

 一般的に単体で販売され、小型のものでペア1万円台後半から3万円前後、大型のものになると、10万円を超えるが、DHT-S517には、このイネーブルドスピーカーが内蔵されているのである。DHT-S517の筐体は幅1050×奥行き95×高さ60mmと非常にスリムで、グレーのファブリックに覆われているから、外側から見ても、イネーブルドスピーカーが入っていることはわからない。でも、音を鳴らしてみれば、すぐにそれとわかる。

 Dolby Atmosというフォーマットには、“音の高さ”の情報が記録されている。ステレオが「左右」で、サラウンドが「前後左右」なら、Dolby Atmosは「前後左右上下」だ。

 こうした3Dオーディオの考え方は昨今盛んで、手軽に楽しむ環境も整いつつある。例えばNetflixなら、UHD 4KとHDRに対応する「プレミアムプラン」を契約し、対応するデバイス(TVなど)、音声出力装置(スピーカーなど)を揃えることで、Dolby Atmosを楽しむことができる。

 DHT-S517は、この音声出力装置に該当する。イネーブルドスピーカーを別途買い求めなくても、あらかじめ内蔵されているDHT-S517なら、単体でDolby Atmos対応のオーディオ環境が実現することになる。

幅1050×奥行き95×高さ60mmと非常にスリム。iPhone 13 miniと比べてもこの奥行きだ

 ユニット構成はフロントにL/Rの25mmツイーター×2と、楕円形の120mm×40mmミッドレンジユニット×2、センターに25mmのフルレンジユニット×1、そしてL/Rに66mmのイネーブルドスピーカー×2となっている。

 さらに、DHT-S517にはワイヤレス接続のサブウーファーも同梱されている。本体とサブウーファーはそれぞれ独立して電源に接続するが、接続はワイヤレス。わずらわしい配線がなく、さまざまな環境に応じてケーブルレスで美しく設置できる。

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