このページの本文へ

人気SIMフリースマホ全カタログ【2022年初頭編】 第3回

ほぼハイエンド級の性能や機能の端末も 人気SIMフリースマホ全紹介!【5~7万円台編】

2022年02月23日 12時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

独自機能いろいろで、アップデート保証も5年間
7万円台でこの性能はやはりお買い得 グーグル「Pixel 6」

 昨秋に登場したPixelシリーズのフラグシップモデル。上位モデルの「Pixel 6 Pro」と比較すると、5Gはサブ6のみ(Proはミリ波対応)、カメラは標準+超広角の2眼(Proは光学4倍の望遠も搭載)、リフレッシュレートは90Hz対応(Proは120Hz)と機能的には違いがあるが、価格差も約4万円。本機は128GBモデルなら7万円台半ばという価格はやはりお買い得と言える。

左がPixel 6で右がPixel 6 Pro。デザインや画面サイズ、スペックの一部は異なるが、多くの機能は共通となっている

 Pixelシリーズならではの特徴としてはやはりソフトウェアアップデートの期間の長さ。セキュリティアップデートは5年間、OSアップデートは3年間を保証。長期に渡って、安心して利用できる。

 スペックももちろん高い。SoCにはグーグル独自開発の「Tensor」を搭載。手持ちで流し撮り風写真を撮影できたり、写真に写り込んだ邪魔な存在を消せる「消しゴムマジック」など独自機能もいろいろ用意されている。

Pixel 6登場時に話題になったレコーダーアプリの日本語起こし機能は旧モデルのPixelでもサポートされた

 カメラは、メインが大型センサーの50メガで超広角の12メガとの組み合わせ。バッテリー容量は4614mAhで、USB PDによる30W急速充電にも対応している。国内ユーザー向けの防水やおサイフケータイといった機能もサポートする。

Pixel 6のカメラは標準と超広角の2眼。ただし、デジタル処理によるハイブリッドズームが高性能なので、望遠レンズを持たない点はかなりカバーできる

 逆にマイナスポイントとしては、連続して負荷がかかる状態で発熱がやや目立つ点、重量は少々重め(207g)、指紋センサーが画面内で光学式(明るい場所でやや認識されにくい)、5Gでドコモの4.5GHz帯に非対応などがあるが、それでもコスパの高さは明らかなハイスペック機だ。

●グーグル「Pixel 6」はGPUではスナドラ888以上の性能か! 高速AI処理で音声翻訳も快適
●キャラ強めグーグル「Pixel 6」デザインから新プロセッサーまでの変化を考える

防水やおサイフケータイ、端末背面の指紋センサー
派手ではないがオススメしやすい1台 グーグル「Pixel 5a(5G)」

 Pixelシリーズの中でも、コスパ重視の「Pixel A」シリーズ。昨夏に登場した「Pixel 5a(5G)」は、SoCはやや古めの「Snapdragon 765G」だが、ミドルクラスとしては十分な性能。防水・防塵・おサイフケータイといった充実の機能に、長期間のソフトウェアアップデートと手堅くまとまった内容で価格は5万円強。幅広いユーザーにオススメしやすい1台と言えるだろう。

スペック的には目立つ部分はないが、防水やFeliCaに対応。サポート期間の長さも考えると、5万円強は現時点でもかなりお買い得

 SoC以外の主なスペックは、6.34型有機EL(20:9、1080×2400)、6GBメモリー、128GBストレージ、4680mAhバッテリー、Android 12など。カメラはメインが12.6メガで超広角の16メガとの組み合わせ。生体認証は、最近では少数派となった背面指紋センサー。タッチしただけでスリープ状態からすぐに使えるようになるのはもちろん、センサーの面積が広いので認識しやすいという点でも◎だ。

今やレアな感もある背面に搭載する指紋センサー

 ネットワーク面では、ドコモの4.5GHz帯は非サポートだが、最近のPixelシリーズはau/ソフトバンクで販売されているため、両社のネットワークとは相性がいい。nanoSIM+eSIMでのDSDSも利用可能だ。カラバリはMostly Blackの1色。

●グーグルスマホの新低価格モデル「Pixel 5a (5G)」は何が変わったのか?
●グーグルの新スマホ「Pixel 5a (5G)」登場 進化点は少なめも防水対応&金属筐体で5万円強!

シャオミのハイエンド機はFeliCa対応も
スナドラ888に120Hz対応、1億画素カメラで6万9800円!

 エントリー~ミドルクラスの印象が強いシャオミだが、昨年11月にリリースしたハイエンド機「Xiaomi 11T Pro」も圧巻の高コスパだ。

すべての要素がハイエンド級というわけではないが、スナドラ888や1億画素カメラ搭載でこの価格はやはり驚かされる

 ディスプレーは6.67型有機EL(20:9、1080×2400)で120Hzリフレッシュレート対応、SoCはSnapdragon 888、カメラは1億800万画素センサーを中心に超広角とテレマクロを組み合わせた3眼構成、さらに5000mAhバッテリーは120W急速充電対応(対応ACアダプターも付属)で17分でフルチャージが可能といった要素に加え、国内向けにFeliCaをサポートするカスタマイズも加わっている(防水には非対応)。

カメラは3眼構成。メインは108メガだが、超広角は8メガ、テレマクロは5メガとやや控えめ

 ネットワーク面では本機もドコモの4.5GHz帯に非対応だが、SIMスロットはnanoSIM×2なので、いろいろな端末でSIMを差し替えて利用する人にはこちらの方が便利かもしれない。指紋センサーは側面タイプが搭載されている。筐体は樹脂製、カメラはメイン以外の画素数は抑えめなど、他社の純粋なハイエンド機と比べるとコストを抑えた部分も目立つが、SoCやカメラ、急速充電などの要素はこの価格帯では抜けた1台と言えるだろう。

●驚異の充電速度を実現した「Xiaomi 11T Pro」は高性能ながらメリハリで7万円を切る価格

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン